ユーロ 7カ月ぶり高値もトレンドはユーロ安予想1.11ドル

ユーロ

ユーロドルは一時1.13台に迫る展開を見せましたが改めて上値の重さが意識されています。

今回の7カ月ぶり高値の理由と、今後のユーロの見通しについて詳しく解説します。



米小売売上高が予想下回り ユーロ 7カ月ぶり高値

米国で小売売上高の統計が市場予想より低調だったことから、ユーロがドルに対して7カ月ぶり高値へ上昇した。

06月15日 00時38分 DJ-ユーロ、7カ月ぶり高値 予想下回る米経済指標で

米国で連邦公開市場委員会(FOMC)政策声明の発表を控える中、インフレと小売売上高の統計が市場予想より低調だったことから、ユーロがドルに対して7カ月ぶり高値へ上昇した。
 
 今回のFOMCでの利上げ決定は幅広く予想されており、注目されるのは今後の金利上昇ペースの見通しだ。TD証券のストラテジスト、マイケル・ハンソン氏は「連邦準備制度理事会(FRB)にとって、きょうの統計は2つそろって期待外れだったものの、成長が継続し、インフレが目標へ徐々に収れんするという見方を根本的に変えるほどではなさそうだ」と述べた。
 
 ただ今週の市場のテーマとなる公算は小さいものの、経済統計の「低調さ」が続けば「FRBの確信に疑問を呈する可能性もある」とみている。
 
 ユーロは一時、前日比0.7%高の1.1297ドルをつけた。上値抵抗水準の1.1300ドルや、昨年11月9日に見られた1.1305ドルの高値水準にあと一歩のところまで迫った。目下の取引値は1.1277ドル前後。

出典:Dow Jones

ユーロドル高値も今後はユーロ安予想

ユーロドルは、FOMCの結果を受けて、一時1.13台に迫る展開を見せたが、戻り売りと利益確定売りに圧される格好で往って来いと改めて上値の重さが意識されている。

やはり、英EU離脱問題を含めて、ECBの出口戦略も含め、上昇材料には乏しいのが現状です。

06月15日 09時40分 ケンティッシュ・ブレーク 概況編

予想レンジ
ドル円     109.00~110.50
ユーロ円    122.50~123.80
ユーロドル   1.1150~1.1250
豪ドル円    82.50~84.00

米消費者物価(CPI)や小売売上高などの弱い米経済指標が相次ぐ中、注目のFOMCでは事前予想通りに0.25%の利上げが実施され、そして、バランスシートの縮小は年内に開始される見通しを発表、当初3ヵ月は月100億ドルのペースとし、3ヵ月ごとに縮小額を増やす旨が発表されている。その後、イエレンFRB議長の記者会見でも適切な時期になれば保有資産の正常化に着手し、資産縮小の終了は恐らく数年先になるが、資産圧縮は1年でバランスシートを3000億ドル、次の1年では6000億ドルそれぞれ縮小することになり、金利上昇要因になるだろうが、米債券利回りが再び低下傾向を示しているように、保有資産の縮小が短絡的に米債券利回りの低下を阻止できるかは未知数である。いずれにしても、地政学的リスクと政治学的リスクが高まる中、リスク回避手段としての米債券購入が萎えないだけに、FOMCの思惑通りの金融政策になるかは懐疑的である。

一方、ドル円は米債券利回りの低下が嫌気される中、一時109円割れへと警戒感を強めているが、米当局が金利正常化に向けてタカ派的な姿勢を維持しており、更に下値を探る難しさがある。当面、ドル円109円前後からのショートは自重局面であるが、相場が落ち着くまでは、レンジ幅を通常より拡大し、直近のレンジ幅108.50~110.50円で安全運転が賢明であろう。

他方、ユーロドルは、FOMCの結果を受けて、一時1.13台に迫る展開を見せたが、戻り売りと利益確定売りに圧される格好で往って来いと改めて上値の重さが意識されている。当面、英EU離脱問題を含めて、ECBの出口戦略が判明するまでは、引きつづきレンジ幅1.1150~1.1250での攻防が予想されるだけに、相場の動意を待ってからの始動が得策であろう。

出典:アセットクラス&WEBコンサルティングLLC

 

ユーロドル予想 目標は5月30日安値1.1100ドル

ユーロドルの直近の目標は5月30日の安値1.1100ドル近辺を予想します。

ECBがインフレ見通しを引き下げた ほか、ドラギ総裁が政策変更はまだ先だと明確にしたことを受け、長期的にはユーロ安ドル高の可能性が出てきました。

長期投資として、スワップの魅力も高く、将来的には1.0800ドルを視野に入れ長期投資としてユーロ/ドルの売り建玉を持つのがおすすめです。

 

【まとめ】ユーロ 7カ月ぶり高値もトレンドはユーロ安予想1.11ドル

ユーロドルは、FOMCの結果を受けて、一時1.13台に迫る展開を見せましたが、戻り売りと利益確定売りに圧される格好で改めて上値の重さが意識されています。しかし、今回の7カ月ぶり高値は、米国で小売売上高の統計が市場予想より低調だったことによるドル安の影響であり、ユーロ高が要因ではありません。

ユーロは、英EU離脱問題やECBの出口戦略も含め、上昇材料には乏しいのが現状です。

今後は、1.1100ドルを目指し、将来的には1.0800ドルを視野に入れ長期投資としてユーロ/ドルの売り建玉を持つのがおすすめです。

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