EU離脱否決でポンドドルの今後の為替見通しはどうなる?

ポンドドル日足チャート

【2019年4月3日 更新】

 ※【追記】2019年3月29日 イギリス議会で「EU離脱協定案」が否決(3回目)されました。
 ※【追記】2019年3月15日 イギリス議会で「EU離脱の期日延期」が可決されました。

 

メイ英首相がEUと合意したEU離脱案がイギリス議会で事前の予想通り否決されました。

今後のポンドドル為替相場の見通しをまとめました。

 

【追記】2019年4月3日

目次



■【重要】EU離脱に向けて今後の予定

今後、EU離脱に向けては、イギリス国内及びイギリス・EU間で下記のような予定が組まれています。

  • 3月12日 イギリス議会 メイ首相の修正案採決 → 否決へ
  • 3月13日 イギリス議会 修正案否決の場合、「合意なき離脱」→ 否決へ
  • 3月14日 イギリス議会 「合意なき離脱」否決の場合、延期を採決へ
  • 3月20日まで イギリス議会 メイ首相の離脱協提案採決
  • 3月21・22日 EU首脳会談
  • 3月29日 EU離脱期限 → 4月12日に延期先送り
  • 3月25日~29日 イギリス議会 メイ首相の修正案採決 → 否決へ
  • 4月10日 臨時 EU首脳会談
  • 4月12日 EU離脱期限

■イギリス合意なき離脱の可能性高まる

イギリス議会は29日、EU離脱協定案の3回目の採決を行い否決しました。政府は4月12日までに新たな方針をEUに示す必要がありますが、代替案を決められる見通しは全くありません。

EUは期限直前の4月10日に臨時の首脳会議を開くことを決めました。イギリスが代替案を提示できず、結果的に合意なき離脱になる可能性も出てきました。

■「合意なき離脱」か「長期化」へ

イギリス議会で離脱案の承認が得られなかったイギリスでは、

  • 合意がないまま離脱
  • はるかに長い延期を求める

かを4月12日までに決断する必要性がありますが、現実的には「合意なき離脱」の可能性が高まる事となります。

■メイ首相、EU離脱の再延期を要請へ

昨日、4月2日のニューヨーク時間には「メイ首相、EU離脱の(4月12日以降への)再延期を要請へ」との報道が流れポンドドルは1.3140ドル台へ130pipsの急上昇となりました。

 

【追記】2019年3月15日

イギリス「EU離脱の期日延期」可決

ポンドはイギリス議会で予想通り「EU離脱の期日延期」が可決され、早くも市場の関心は、EUが「離脱延期を認めるか?」「認めるなら、どの程度の期間延長となるか?」に集まっています。

メイ首相は来週再び離脱協提案を議会採決にかける予定です。

■市場は「EU離脱延期がいつまでか?」に注目

今後は、20日までに離脱協定案で合意できれば短期の延期(6月30日まで)を、合意できない場合は長期の延期をEU側に要請することになります。 いずれの場合も来週21日、22日開催のEU首脳会議で承認される必要があります。

市場の関心は、EUが

  • 「離脱延期を認めるか?」
  • 「認めるなら、どの程度の期間延長となるか?」

に集まっています。

■【重要】EU離脱に向けて今後の予定

今後、EU離脱に向けては、イギリス国内及びイギリス・EU間で下記のような予定が組まれています。

  • 3月12日 イギリス議会 メイ首相の修正案採決 → 否決へ
  • 3月13日 イギリス議会 修正案否決の場合、「合意なき離脱」→ 否決へ
  • 3月14日 イギリス議会 「合意なき離脱」否決の場合、延期を採決へ
  • 3月20日まで イギリス議会 メイ首相の離脱協提案採決
  • 3月21・22日 EU首脳会談
  • 3月29日 EU離脱期限

今後は、20日のイギリス国内の「EU離脱の期日延期に関する」採決、21日開催の「EU首脳会談」に注目が集まります。

  • EUは離脱延期を認めるのか?
  • 認めるなら、延期期日はどの程度になるのか?
  • メイ政権は今後どうなるのか…?

に関心が向いているようです。

ちなみに、延期期限はEUより最大でも「5月23日まで」と言われているようですがどうなるのでしょうか?イギリス国内では「6月30日」という声が出ているようですが…。

しかし、ロイター通信によると、EUのトゥスク大統領は、イギリスのEU離脱について少なくとも1年に及ぶ長期の延期を想定しており、イギリスが離脱再検討の時間を必要とする場合、長期の延期を承認するようEU首脳会議に求める考えを示しています。

そのような感じなので、市場では、まだまだポンド相場はどうなるか先が全く読めません…。

■ポンド相場は大荒れ

4日前のポンドは300pipsもの爆上げ…。そしてなんと3日前は一気に200pipsの急落…。そして、2日前は300pipsの急上昇…。とジェットコースター相場で生きた心地がしないのではないでしょうか…?連日、乱高下のポンドも、昨日はやや落ち着いた動き…?

そうは言っても、1.3330ドル台から1.3210ドル台への120pipsの下落ですから、もはや感覚がマヒしているかも…。最近のポンド相場から考えると、120pipsの動きが小さく感じられてしまいます…。

ポンド相場は、今後もまだまだ波乱が予想されるため、大きなポジションを持つことは大きなリスクを背負う事になるので、くれぐれも自己判断でご注意下さい!ポンドのポジションをお持ちの方は、急な相場変動によるロスカットにご注意下さい…。

 ■詳しくはこちら
 → 昨日のFX収支(2019年3月14日)。ドル上昇!円安ドル高の原因は?

 

【追記】2019年3月13日

■イギリス議会「メイ首相の修正案否決」で「合意なき離脱、あるいは離脱延期」へ

日本時間13日朝にイギリス議会では「メイ首相の修正案否決」となり、これで選択肢はついに2択へ。

今後、13日・14日の「合意なき離脱、あるいは離脱延期」への採決へ移ります。

■イギリス議会「メイ首相の修正案否決」で「合意なき離脱、あるいは離脱延期」へ

3月13日 7時55分 英下院、13日に合意なきEU離脱案採決へ=ロイター

ロイター通信によると、英下院は12日、メイ首相と欧州連合(EU)がまとめた離脱修正案を賛成242票、反対391票で否決した。合意案の否決は1月に続き2回目。前回の230票よりも差は縮んだとはいえ、今月29日の離脱期限を前に混迷は深まる一方となっている。

首相は前日、離脱協定案で懸案となっているアイルランド国境の厳格な管理復活を避けるためのバックストップについて、法的拘束力を持たせるよう修正することでEU側の合意を取り付けたばかりだった。

メイ首相は投票に先立ち、「修正案が議会を通らなければブレグジット(英国のEU離脱)は路頭に迷う恐れがある」と訴えた。
議会は翌13日、合意なき離脱に関する投票を行う。首相は通常通り党議拘束はないと明言。その上で議員らに対し、「はっきり言っておくが、合意なき離脱に反対したり、離脱期限延長に賛成したからといって目の前の問題が解決するわけではない」と語った。

出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)

■【重要】EU離脱に向けて今後の予定

今後、EU離脱に向けては、イギリスとEU間で下記のような予定が組まれています。

  • 3月12日 イギリス議会 メイ首相の修正案採決 → 否決へ
  • 3月13日 イギリス議会 修正案否決の場合、「合意なき離脱」採決
  • 3月14日 イギリス議会 「合意なき離脱」否決の場合、延期を採決
  • 3月21・22日 EU首脳会談
  • 3月29日 EU離脱期限

まだまだポンド相場はどうなるか先が全く読めません…。

たった1時間で「200 pips」のポンド急落

12日の日本時間19時ごろに、EUとの共同文書をめぐり、コックス英法務長官が『EUルールから一方的に抜けられない法的リスクは残る』との見解を示すと、メイ首相の修正案否決の可能性が増したことで、1時間ほどで1.32ドル台前半から1.30ドル近辺まで一気に200pipsほど急落しました。

ポンドドルチャート2019年3月12日

今後も大きな波乱が予想されるため、大きなポジションを持つことは大きなリスクを背負う事になるので、くれぐれも自己判断でご注意下さい!

ポンドのポジションをお持ちの方は、急なロスカットにご注意下さい…。

■すでに市場は「EU離脱延期」を織り込み済み?

市場の投資家の関心は離脱延期がどう運ぶかに移っています…。

邦銀の外為担当者は「市場では基本的に延期が織り込まれている」と話しており、今後は、

  • 3月14日 イギリス議会 「合意なき離脱」否決の場合、延期を採決

において延期期間がどの程度になるのか?メイ政権は今後どうなるのか…?に関心が向いているようです。ちなみに、延期期間はEUより最大でも「5月23日まで」と言われているようですがどうなるのでしょうか?

その証拠に日本時間13日朝に報道された「メイ首相の修正案否決」発表のあと、相場はほぼ動きませんでした。

 ■詳しくはこちら
 → 昨日のFX収支(2019年3月12日)。1時間でポンド200pips急落

 

■EU離脱否決でポンドドルの今後の為替見通しはどうなる?

内閣が支持を表明した欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)案は2019年1月15日、英議会で圧倒的多数決により否決されました。

今後のイギリス政府の予想されるシナリオとしては、

離脱案の修正はEUが再交渉を拒否しているためかなりハードルが高く、実質的には3月29日の離脱期限が3ヵ月~半年程度延長といった内容か?

そのうえで改めて下院での採決を目指すか、国民投票を行う方向となるかのか?が焦点となります。

しかし、「下院での採決」は困難とみられ、「国民投票」も実現可能なのか予想が難しい…。

「合意なき離脱」が現実味を増せば、ポンドドルは1.20~1.25ドルまで下落。市場は既に、EU離脱を織り込んでいる…という見方もあり、英政府によるEU離脱撤回宣言となれば、ポンドが逆に上昇する可能性もあります。

■ 否決直後相場は乱高下も今後の見通しは1.20ドルへ下落?

英議会で欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)案が否決された直後、ポンドは急落。一時1.2669ドルまで下げましたが、その後反発。1.2837ドル前後までほどなく値を戻し推移しています。

市場が、このような動きになった理由としては、英議会が3月29日までに離脱案を可決できなければ、EUは両者にとって大惨事となる「合意なき離脱」を回避して離脱を延期する用意があるのでは?と考えたからだと推測します。

今後ポンドドルがどうなるのか?まだまだEU離脱の行方が見えず、為替相場では今後も激しい動きが続きそうです。

英EU離脱案、市場は否決を好感したもよう

英議会で欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)案が否決されたことを受け、ポンドは一時1.2669ドルまで下げたが、その後反発し、足元では1.2837ドル前後で推移している。

 ACLSグローバルのマーシャル・ギトラー氏によると、市場がこのように反応したのは恐らく、英議会が3月29日までに離脱案を可決できなければ、EUは両者にとって大惨事となる「合意なき離脱」を回避して離脱を延期する用意があると考えたからだろう。

 一方、否決のニュースで一時0.8849ポンドに下落したユーロが0.8877ポンド前後まで戻したことについて同氏は、現時点では議会が何らかの離脱案で合意するより何の合意もない方がましだと市場が考えているからかもしれないとの見方を示した。「時間稼ぎ」となり、英国が離脱を考え直す可能性が高まるからだという。

出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)

英議会、予想通りEU離脱案を否決 市場のメインシナリオは「ソフト・ブレグジット」ながら道のりは不確実性深まるとの見方 

メイ英首相がEUと合意したEU離脱案が英国議会で採決され、事前の予想通り否決された。投票結果は賛成202票、反対432で予想以上の大差となった。野党・労働党はこの結果を受けて、メイ政権の不信任案を提出した。不信任案の採決は日本時間の17日午前4時の予定。

今回の否決は英国政府の予想を上回る規模の敗北となったと伝えられている。メイ首相が生き残れるかどうかは目先の数日間に閣内でどれほど支持を得られるかどうかにかかっているという。リスボン条約50条の延長という可能性が極めて高くなってきた。

欧州系大手証券のリサーチ部門では、中心的なシナリオは引き続き、「合意なき離脱」よりも、次善策による「ソフト・ブレグジット」ながら、その道のりは英国内のさらなる政治的ストレスを含むものであり、今後数日間か数週間の英国の不確実性は深まる公算が強いと指摘している。

ポンドは下落後、予想通りのEU離脱案を受けて、とりあえず材料出尽くしから買い戻されたが、今後どのような決着を見るのかは読めず、予断は許さない状況にあり、成り行きを見守るしかない。

マーケットで取り沙汰されているシナリオは、離脱案の修正はEUが再交渉を拒否しているためかなりハードルが高く、実質的には3月29日の離脱期限が3ヵ月~半年程度延長といった内容だ。そのうえで改めて下院での採決を目指すか、国民投票を行う方向となるか。しかし、前者は困難とみられ、後者も実現可能なのかわからない。「合意なき離脱」が現実味を増せば、英政府によるEU離脱撤回宣言も否定できなくなるとされている。

出典:FXニュースレター

ポンドに上振れ余地、合意なき離脱リスク低下で

英国のテリーザ・メイ首相が交渉し、内閣が支持を表明した欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)案は15日、英議会で圧倒的多数決により否決された。これを受け、ポンドは一時急落したものの、ほどなく値を戻した。

 豪金融サービスAmp GFXの為替ストラテジスト、グレッグ・ギブス氏は、次なる動きとして最も可能性が高いシナリオは、英国がソフト・ブレグジット(穏健な離脱)に向かうことだと指摘している。ソフト・ブレグジットではEU関税同盟にとどまる規制を受け入れるか、ブレグジットそのものを撤回する方向となる。

 合意なき離脱の確立は現時点で非常に低く、ほぼ論外とみることができる。そのため、ポンドの下振れ余地は大幅に縮まる。ギブス氏は、合意なき離脱のリスクが完全に消化され、ソフト・ブレグジットもしくはブレグジット撤回が織り込まれていることから、ポンドの上振れ余地があるとみている。

出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)

英EU離脱案否決、長期的にGDPとポンド押し上げも

キャピタル・エコノミクスの英国担当チーフエコノミスト、ポール・デールズ氏は、英国のテリーザ・メイ首相が提出した欧州連合(EU)離脱案が議会で否決されたことについて、ポンドと英経済にとって良い結果となる可能性があるとみている。

 否決により、英国のEU離脱(ブレグジット)に対するアプローチはより慎重になるかもしれず、経済成長とポンド相場の足かせとなってきた不確実性が後退する可能性があるという。

 デールズ氏は今年の英国内総生産(GDP)成長率を約1.5%、来年は約2.2%と予想。ポンドの対ドル相場は足元の1.28ドル近辺から2020年には1.40ドルに上昇するとの見方を示した。

出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)

■ポンドドル予想チャート 1.20ドルへ下落予想

ポンドドル日足チャート

上図のポンド/ドル日足チャートを見て下さい。

ポンドドルは、4月17日に高値 1.43761ドルを付けた後イギリスの利上げ(2018年8月2日)後も下落を続け、一気に1.26ドル台まで下落。

今後のポンドドル予想は、今後高値をつけたとしても「1.30ドル」程度にとどまり、2019年1月には「1.20ドル」までの下落が予想されます。

ドイツの銀行である「DZバンク」の予想では、イギリスが欧州連合(EU)と合意できないままEU離脱(ハードブレグジット)すれば、1ポンド=1.05ドルまで大幅下落するのでは…?と予想しています。
 → ポンドドル イギリスEU離脱問題で1.05ドルへ下落の可能性!

ポンドドル イギリスEU離脱問題で1.05ドルへ下落の見通し?

■ポンド円チャート予想

ポンド円日足チャート

ポンドドルの下落が予想される中、ポンド円も下落相場が予想されます。

ポンド円の値動きはドル円相場の影響が大きいので、ポンドドルと全く同じ動きにはなりませんが、ポンドドルの下落相場が続く場合、当面の高値は150円と見て、今後中長期的には、140円割れが長く続く展開が予想されます。

【まとめ】EU離脱否決でポンドドルの今後の為替見通しはどうなる?

メイ英首相がEUと合意したEU離脱案が英国議会で事前の予想通り否決されました。

今後「合意なき離脱」が現実味を増せば、ポンドドルは1.20~1.25ドルまで下落。市場は既に、EU離脱を織り込んでいる…という見方もあり、英政府によるEU離脱撤回宣言となれば、ポンドが逆に上昇する可能性もあります。

今後ポンドドルがどうなるのか?まだまだEU離脱の行方が見えず、為替相場では今後も激しい動きが続きそうです。ポンドドル相場の急変動には注意して下さい。

これまでのイギリスのEU離脱の経緯をまとめた記事はこちら

 → 2019年ポンド急落の理由はイギリスEU離脱(ブレグジット)問題

 → ポンドドル イギリス議会でEU離脱否決なら1.20ドルへ下落の見通し

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