EU首脳会議で移民・難民問題が難航すればユーロ安が加速か?

EU首脳会議

EU首脳会議で移民・難民問題が難航すればユーロ安が加速する可能性が高まっています。

EUの、特にドイツとイタリアにおいて移民・難民問題が深刻化しています。

 

【追記】2018年7月2日



■EU首脳会議で移民・難民問題が合意し為替相場はユーロ高に反応

EU首脳会議での移民・難民問題の結果が注目を集めていましたが「移民・難民問題が合意」し為替相場はユーロ高に反応しました。

 → EU首脳会議で移民・難民問題が合意し為替相場はユーロ高に反応

EU首脳会議で移民・難民問題が合意し為替相場はユーロ高に反応

 

■EU首脳会議で移民・難民問題が難航すればユーロ安が加速か?

EU首脳会議では、ドイツとイタリアを中心に移民・難民問題に関して注目が集まっています。

  • ドイツ

ドイツではメルケル首相が、他のEU加盟国からやって来る難民の強制送還を狙う内相と対立。(内相は、連立政権を組むキリスト教社会同盟(CSU)の党首)

内相は月内の解決策を要求しており、メルケル氏が関係国との議論をまとめられなければ連立政権の崩壊の可能性があります。

メルケル首相の求心力が低下するなか、同問題に関しては世論調査で「メルケル首相は辞任すべき」といった国民不満も高まっており、独メディアでは、政権崩壊や総選挙の可能性も取り沙汰され始めています。

  • イタリア

イタリアでは、地中海からの難民流入が集中しており、移民排斥を掲げる右派政党を率いるサルビーニ内相が「イタリアを難民キャンプにはしない」として難民を乗せたNGO船の受け入れを拒否。「無責任だ」と批判したフランスのマクロン大統領との応酬になるなど、波紋を広げています。

難民問題打開が焦点、深まる亀裂、EU首脳会議=時事

時事通信によると、欧州連合(EU)は28、29の両日、ブリュッセルで首脳会議を開く。EU懐疑派のイタリアのポピュリスト政権誕生をきっかけに移民・難民問題をめぐる欧州内の亀裂が深まる中、加盟国が結束して打開策を見いだせるかが焦点だ。

地中海からの難民流入が集中するイタリアでは、移民排斥を掲げる右派政党を率いるサルビーニ内相が「イタリアを難民キャンプにはしない」として難民を乗せたNGO船の受け入れを拒否。「無責任だ」と批判したフランスのマクロン大統領との応酬になるなど、波紋を広げている。

ドイツではメルケル首相が、他のEU加盟国からやって来る難民の強制送還を狙う内相と対立。内相は月内の解決策を要求しており、メルケル氏が関係国との議論をまとめられなければ連立政権の崩壊も危惧される。

出典:FXニュースレター

ドイツ メルケル首相の権力弱める移民・難民政策への反発

米ウォールストリート・ジャーナル紙では、

  • 「メルケル首相の権力弱める難民政策への反発」
  • 「バイエルン州の反乱で脆弱な連立政権は崩壊の危機に」

と報じています。

ドイツのメルケル首相が数千人の難民に対して国境を開いた2015年の晩夏、最南部バイエルン州の人々は一斉に援助の手を差し伸べました。州当局は一時、衣料品や食料など援助の申し出を断らなければならないほどでした。

しかし今日、難民の数が千人単位から100万人以上に増え、移民問題が欧州の政治地図を塗り替えた結果、バイエルン州はメルケル氏の首相の座を脅かす反乱の温床となっています。

ドイツ連立政権が移民難民問題で崩壊と総選挙の可能性 為替はユーロ安へ

市場では、ドイツのアンゲラ・メルケル首相が退陣に追い込まれる可能性は現時点で低いとしつつ、もし現実となればユーロは1.15ドルまで下げる公算が大きく、その水準を割り込むこともあり得るとみています。

もしドイツ連立政権が崩壊、総選挙となればユーロ・EU圏内における影響力は大きく、ユーロ為替相場もユーロ安になることが予想されます。

ユーロ、ドイツメルケル政権崩壊なら1.15ドル割れも

ユーロ相場は今のところドイツの政治的問題に反応せず、足元では対ドルで前週末比横ばいの1ユーロ=1.1614ドル、対スイスフランでは小幅安の1ユーロ=1.1558スイスフラン前後での取引となっている。

 だがBKアセットマネジメントは、アンゲラ・メルケル首相が退陣に追い込まれる可能性は現時点で低いとしつつ、もし現実となればユーロは1.15ドルまで下げる公算が大きく、その水準を割り込むこともあり得るとみる。

 BKは「(移民政策を巡る)対立は激しく、市場はメルケル政権の崩壊を真剣に懸念しつつある。ドイツは事実上、ユーロ相場のいかりの役割を果たしており、(政権崩壊は)甚大な悪影響をもたらすだろう」と指摘した。

出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)

ユーロ安はいつまで続く?週足チャートから分析

このように、3つの原因でユーロ安となりました。

下のユーロドルの週足チャートを見て下さい。

ユーロ週足

今後のユーロドルの相場変動のトレンドとしては、上手の「水色」の斜めに引いた補助線に注目して下さい。

かなりざっくりとした大局的な予想になりますが、1.28ドル辺りを天井にして、大きなレンジ相場を形成する展開が予想できます。長期的には下落相場トレンドとなり、2018年に限って言えば、1.15ドル辺りへの半値戻し程度は手堅い線かな?と予想します。

上記のチャートを見ると、

  • 2008年は1.60ドルから1.25ドルへ「0.35ドル」の下落
  • 2010年は1.50ドルから1.20ドルへ「0.30ドル」の下落
  • 2012年は1.35ドルから1.20ドルへ「0.15ドル」の下落
  • 2014年は1.40ドルから1.05ドルへ「0.35ドル」の下落
  • 2016年は1.15ドルから1.03ドルへ「0.12ドル」の下落

というように、西暦の末尾1桁が偶数の年は大きな下落相場が展開されています。

逆に、西暦の末尾1桁が奇数の年では急上昇相場が起きています。

  • 2009年は1.25ドルから1.50ドルへ「0.25ドル」の上昇
  • 2011年は1.30ドルから1.50ドルへ「0.2ドル」の上昇
  • 2013年は1.30ドルから1.40ドルへ「0.1ドル」の上昇
  • 2015年は1.05ドルから1.15ドルへ「0.1ドル」の上昇
  • 2017年は1.03ドルから1.20ドルへ「0.17ドル」の上昇

このように、ユーロドルの値動きは非常に激しく、大きな変動が起きています。
 → 2018年は2年に一度のユーロ相場の大暴落が起こる?

ユーロドル売りを強くおすすめする2つの理由

最近のユーロドル相場は、先程の3つの原因によりユーロ安となっている状態です。

今後のユーロドル相場ですが、私はユーロドルの売りを強くおすすめします。その理由として、

  • 今後の見通しとして長期的な下落相場が期待できる
  • スワップが高くて魅力的

という2つの理由があります。

今後もユーロ安ドル高になる理由は?

今後もユーロ安ドル高になるのではないか?と予想する理由は、

  • ユーロ圏の利上げは2019年の秋まで据え置かれる見込み
  • 昨年2017年のユーロ相場はファンダメンタルズ以上の過剰なユーロ高

という印象があり、2018年にはその過剰なユーロ高の調整局面となり、ユーロ安になるのでは?というのが予想理由です。

実態よりも、上がりすぎの感があるユーロ。
2018年のユーロ予想は、やはり長期的なユーロ安ドル高です。

では、次にチャートを見ながら、いくらぐらいまでユーロ安ドル高が進むのか理由とともに説明します。まずは、ユーロドルの値動きから見ていきましょう。

下のユーロドルの日足チャートを見て下さい。

ユーロ日足

現時点では天井がいくらぐらいになるか予想が難しいですが、先程、週足チャートを使って予想したように、1.25ドル台を天井にして下落相場となる予想です。

2019年1月頃には1.100ドルへ向かうのではないかと予想します。

【まとめ】EU首脳会議で移民・難民問題が難航すればユーロ安が加速か?

EU首脳会議で移民・難民問題が難航すればユーロ安が加速する可能性が高まっています。

EUの、特にドイツとイタリアにおいて移民・難民問題が深刻化しています。

今後は、1ユーロ=1.10ドル割れの可能性も噂されています。今後のユーロ安がいつまで続くのか?今後のユーロドルの見通しに注目が集まっています。

 

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