ドル円110.3円へ急落 米5月雇用統計が予想を下回る

雇用統計結果

5月米雇用統計の結果を受け、ドル円は一気に1.1円の円高。110.3円台へ大幅下落。

しかしながら、週明けの6月5日の東京市場は、雇用統計発表前の111.4円台へ早期に回復することが予想されます。

何故そういう逆転の予想になるのか?今後のドル円見通しについて詳しく解説します。

米5月雇用統計は予想下回り 1円以上の円高へ

米5月非農業部門雇用者数(前月比)13.8万人  予想17.8万人

06月02日 21時30分 [米5月雇用統計] 非農業部門雇用者数13.8万人、予想下回る  4月も下方修正 失業率は4.3%、予想外の低下  平均賃金は前年比2.5%、予想下回る

米5月失業率 4.3% 予想4.4%  4月4.4%

米5月非農業部門雇用者数(前月比)13.8万人  予想17.8万人  4月21.1万人から17.4万人に修正

米5月平均賃金(前月比)0.2% 予想0.2% 4月0.3%

米5月平均賃金(前年比)2.5% 予想2.6% 4月2.5%

出典:FXニュースレター

米5月の就業者数、13.8万人増に鈍化 逆に失業率は16年ぶり低水準

労働省が2日発表した非農業部門就業者数(季節調整済み)は前月比13万8000人増。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がまとめたエコノミスト予想は就業者数が18万4000人の増加のため、大きく予想を下回りました。

06月02日 22時04分 DJ-米5月の就業者数、13.8万人増に鈍化 失業率16年ぶり低水準

【ワシントン】米5月の雇用統計では、就業者数の伸びが鈍化したが、失業率は約16年ぶりの低水準となった。ひっ迫する労働市場で雇用者が採用ペースを落としている様子が浮き彫りになった。

 労働省が2日発表した非農業部門就業者数(季節調整済み)は前月比13万8000人増。3月と4月の就業者数は下方修正された。5月の失業率は4.3%(4月は4.4%)で、2001年5月以来の低さとなった。

 ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がまとめたエコノミスト予想は就業者数が18万4000人の増加、失業率が4.4%だった。

 労働参加率は62.7%に低下した(4月は62.9%)。1970年代以降で最も低い水準に近づいた。

 3月と4月の就業者の増加数は合わせて6万6000人下方修正された。1~5月の月ごとの平均は16万2000人で、2016年(18万7000人)を下回った。

 5月の平均時給は前月比0.04ドル増の26.22ドル。前年同月比では2.5%上昇した。

 やむなくパートタイム職に就いている人や職探しを諦めた人も含めた広義の失業率は8.4%(4月は8.6%)。この1年では通常の失業率よりも大幅に低下した。

出典:Dow Jones

ドル円110.3円へ急落 米5月雇用統計予想が大きく下回り円高インパクト

6月2日の東京為替市場ではドル円は全面安。ドル円は111.60円台まで値を上げてきましたが、日本時間21時半発表の雇用統計の結果を受け、一気に1円以上の円高へ動きました。

06月03日 01時40分 DJ-5月の米雇用統計、エコノミストはこうみる

米労働省が2日発表した5月の非農業部門就業者数(季節調整済み)は前月比13万8000人増にとどまり、市場予想の18万4000人増を下回った。失業率は16年ぶり低水準の4.3%となった。エコノミストの反応は次の通り。

-RSM USのジョセフ・ブルスエラス氏
 米労働市場がこの1カ月もまた順調に拡大し、労働市場のタイト化で連邦準備制度理事会(FRB)が政策の正常化ペースを今年速めるというわれわれの中心的な見方を強めた。統計の主な数字が示唆するより労働市場の需給は引き締まっており、FRBの対応が今よりも後手に回ってしまう恐れがある。

-キャピタル・エコノミクスのポール・アッシュワース氏
 先月の失業率は好ましくない理由で低下した。家計調査では就業者数が23万3000人減少したにもかかわらず、労働力人口が42万9000人減とより大幅に縮小したことで打ち消された。その結果、労働参加率が62.9%から62.7%へ戻った。

-アバディーン・アセット・マネジメントのエコノミスト、ポール・ディグル氏
 人口の拡大と引き続き足並みがそろっているため、就業者数の伸びの弱さは大惨事ではない。だが失業率や労働参加率の低下と同時に賃金上昇率が弱いことはFRBにとってちょっとした謎だ。労働市場のタイト化が進んでいるように見えるが、賃金が反応していない。

-グラスドアのアンドリュー・チェンバレン氏
 本日の雇用統計は全体的に強弱入り交じる内容だったが、次回6月の会合で利上げすると幅広く予想されているFRBの政策担当者が路線を変える可能性は低い。今回で就業者数の増加は80カ月連続となる。緩やかで安定した景気回復の特筆すべき長さだ。われわれは今後数カ月、景気回復の弱さを示す兆しを注視していく。

出典:Dow Jones

ドル円の来週の見通し レンジ相場抜け目標は113円

トランプ大統領のロシアゲート疑惑 で、ドル円市場は110.5~112.5円のレンジ相場 が続いていましたが、先日の 米地区連銀経済報告 や 米5月ADP雇用者数 でやや円安に動き、レンジ相場を抜けてきそうな勢いがついてきましたが、今回の雇用統計でまた110.5円水準に逆戻り。

私が次のターゲットとして予想している113円は遠のきました。

しかしながら、来週のドル円は コミー前FBI長官の議会証言  をこなしながら、113円を突破してくるのではないかと予想 しています。

6月8日に注目 トランプ大統領のロシアゲート疑惑

米国の為替市場で注目の トランプ米大統領のロシアゲート疑惑問題  では、 要注目のコミー前FBI長官の議会証言は6月8日 となりそうです。

そうなれば、英国議会選挙と重なるため要注目の1日になるかも知れません。一方で、イギリス総選挙 は結果次第でポンドがどちらに動くか不透明なので難しい相場展開になりそうです。8日はイギリス総選挙にも注目です。

トランプ大統領のロシアゲート疑惑は円高材料のため、急な円高変動には注意が必要です。

 

【まとめ】ドル円110.3円へ急落も、5日の東京市場では円安見込み

6月2日の東京為替市場ではドル円は全面安。ドル円は111.60円台まで値を上げてきましたが、日本時間21時半発表の5月米雇用統計の結果を受け、一気に1円以上の円高へ動きました。

労働省が2日発表した非農業部門就業者数(季節調整済み)は前月比13万8000人増。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がまとめたエコノミスト予想は就業者数が18万4000人の増加のため、大きく予想を下回り、これによりドル円は110.3円台へ大幅下落。発表前の111.4円台からは1.1円の下落となりました。

一方で、失業率は約16年ぶりの低水準となりこちらは好材料。2001年5月以来、16年ぶりの低さとなりました。

雇用統計の結果は、予想を大きく下回ったことでサプライズとなり円高に大きく動きましたが、結果だけを単純にみると「前月比13万8000人増」は決して悪い数字ではありません。これにより、その後のニューヨーク市場のドル円は110.5円近辺で底堅く推移したものと思われます。

今後のドル円ですが、週明けの6月5日の東京市場は、米景気の底堅さと当面の安値水準である110.5円近辺に対して安心の買いが集まり、雇用統計発表前の111.4円台へ早期に回復することが予想されます。

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