ドル円 週明け5日は雇用統計の反動で111円へ急上昇か

雇用統計反動

週明けの6月5日の東京市場は、110.3円台から雇用統計発表前の111.4円近辺まで早期に回復することが予想されます。

その辺の見通しと理由について詳しく解説します。

ドル円 米5月雇用統計で急落も、内容は上々

6月2日の東京為替市場では日本時間21時半発表の雇用統計の結果を受け、一気に1円以上の円高へ動きました。ドル円は111.3円台まで値を下げました。

しかしながら、雇用統計の結果をじっくり眺めてみると意外な事実に気づきました。

雇用統計の数字が予想を大きく下回ったことでサプライズとなり円高に大きく動きましたが、結果だけを単純にみると「前月比13万8000人増」は決して悪い数字ではありません。

市場としては、「雇用統計の数字が予想を大きく下回ったこと」を受け、サプライズ感が強く円高に急激に触れましたが、冷静に考えてみれば決して悪い結果ではないため、その後のニューヨーク市場のドル円は110.5円近辺で底堅く推移したものと考えられます。

そうした理由から、週明けの6月5日の東京市場では、米景気の底堅さと当面の安値水準である110.5円近辺に対して安心の買いが集まり、雇用統計発表前の111.4円台へ早期に回復することが予想されます。

米エコノミストの中にも、そのような見解を示している方もいます。

06月03日 01時40分 DJ-5月の米雇用統計、エコノミストはこうみる

米労働省が2日発表した5月の非農業部門就業者数(季節調整済み)は前月比13万8000人増にとどまり、市場予想の18万4000人増を下回った。失業率は16年ぶり低水準の4.3%となった。エコノミストの反応は次の通り。

-RSM USのジョセフ・ブルスエラス氏
 米労働市場がこの1カ月もまた順調に拡大し、労働市場のタイト化で連邦準備制度理事会(FRB)が政策の正常化ペースを今年速めるというわれわれの中心的な見方を強めた。統計の主な数字が示唆するより労働市場の需給は引き締まっており、FRBの対応が今よりも後手に回ってしまう恐れがある。

-キャピタル・エコノミクスのポール・アッシュワース氏
 先月の失業率は好ましくない理由で低下した。家計調査では就業者数が23万3000人減少したにもかかわらず、労働力人口が42万9000人減とより大幅に縮小したことで打ち消された。その結果、労働参加率が62.9%から62.7%へ戻った。

-アバディーン・アセット・マネジメントのエコノミスト、ポール・ディグル氏
 人口の拡大と引き続き足並みがそろっているため、就業者数の伸びの弱さは大惨事ではない。だが失業率や労働参加率の低下と同時に賃金上昇率が弱いことはFRBにとってちょっとした謎だ。労働市場のタイト化が進んでいるように見えるが、賃金が反応していない。

-グラスドアのアンドリュー・チェンバレン氏
 本日の雇用統計は全体的に強弱入り交じる内容だったが、次回6月の会合で利上げすると幅広く予想されているFRBの政策担当者が路線を変える可能性は低い。今回で就業者数の増加は80カ月連続となる。緩やかで安定した景気回復の特筆すべき長さだ。われわれは今後数カ月、景気回復の弱さを示す兆しを注視していく。

出典:Dow Jones

【まとめ】ドル円 週明け5日は雇用統計の反動で111円へ急上昇か

来週は、5日の月曜日の早朝の東京市場では雇用統計の反動を受け、ドル円は買いが集まり円安が予想されます。

雇用統計の結果は、予想を大きく下回ったことでサプライズとなり円高に大きく動きましたが、結果だけを単純にみると「前月比13万8000人増」は決して悪い数字ではありません。これにより、その後のニューヨーク市場のドル円は110.5円近辺で底堅く推移したものと思われます。

そうした背景もあり、週明けの6月5日の東京市場は、米景気の底堅さと当面の安値水準である110.5円近辺に対して安心の買いが集まり、雇用統計発表前の111.4円台へ早期に回復することが予想されます。

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