ECBテーパリングで為替の影響は?インフレ見通しとユーロ高注目

ECBテーパリング

ECBのテーパリング方法の話し合い内容に関して、昨日10月5日に、ECB理事会の議事要旨公表の議事録でその内容が明らかになりました。

為替への影響として、低インフレ見通しとユーロ高がセットで懸念されている点が公開されれば、ユーロ売り材料となると予想されていましたが、予想通りユーロ圏のインフレが依然目標に届かないこと「ユーロ高のボラティリティーの大きさや、ユーロ上昇のスピードの速さ」への懸念が判明しユーロ売りが進みユーロは高値 1ユーロ=1.178ドル台から、安値1ユーロ=1.170ドル台まで大きく下落。ユーロ安相場となりました。



インフレ見通しとユーロ高懸念でユーロ安へ

欧州中央銀行(ECB)は9月6日・7日の政策理事会で、巨額の債券買い入れ策の量的緩和縮小(テーパリング)方法を話し合い、最近のユーロ高の理由についても議論していたようです。昨日10月5日に、ECB理事会の議事要旨公表の議事録でその内容が明らかになりました。

為替への影響として、低インフレ見通しとユーロ高がセットで懸念されている点が公開されれば、ユーロ売り材料となると予想されていました。

昨日のECB議事録の公表により「ユーロ圏のインフレが依然目標に届かないこと「ユーロ高のボラティリティーの大きさや、ユーロ上昇のスピードの速さ」に懸念していることが判明し、ユーロは下落。

ECB議事録発表前の段階からユーロ売りが進み、昨日の高値 1ユーロ=1.178ドル台から、安値1ユーロ=1.170ドル台まで大きく下落。ユーロ安相場となりました。

10月26日のECB政策理事会でテーパリング計画発表の見通し

投資家は、月額600億ユーロ(約8兆円)の債券買い入れ策を段階的縮小(テーパリング)する計画の詳細を待ち望んでいて、現状では少なくとも12月いっぱいまで買い入れが続く予定とのこと。ECBのマリオ・ドラギ総裁は、今月26日の政策理事会で債券買い入れ策を巡る計画を発表する見通しだとしています。

ECB内でもテーパリングのやり方を検討中

ECB理事会は「(毎月の買い入れ)ペースをさらに鈍らせ」た上で量的緩和の期間を延長する可能性と、買い入れ額を増やして期間を短縮する可能性、それぞれの利点を話し合ったようです。

このことからも、まだまだテーパリングの時期や方法について決定してるわけでなく、むしろ未決定の部分が多く今後もまだ議論の余地がだいぶあることが分かります。

今後の経済指標や、金利動向、為替(ユーロの動き)次第では、市場の期待を裏切るようなテーパリング方針になる可能性もありますね。

低インフレ見通しに懸念

さらに議事録によると、ECBは金融刺激策の縮小(テーパリング)を「極めて漸進的かつ慎重な方法で」進めることを望んでいますが、コアの物価の伸びが最近持ち直しているにもかかわらず、ユーロ圏のインフレが依然目標に届かないことに懸念しているようです。これはアメリカFRBでも、日本の日銀においても同じ状況ですね。

はっきり言って、世界の先進国では同様の状況になっているようです。そして、答えが分からないという状況も同じですね…。世界でも指折りの頭脳を持った天才たちが集まっている各国の中央銀行の総裁が「分からない」わけですから、私のような凡人にわかるはずは到底ありませんね…。

10月05日 21時36分 DJ-ECB、量的緩和縮小(テーパリング)の選択肢を議論=議事録

 【フランクフルト】欧州中央銀行(ECB)は9月6日・7日の政策理事会で、巨額の債券買い入れ策の縮小方法を話し合い、最近のユーロ高の理由についても議論した。5日公表の議事録で明らかになった。

 投資家らは、月額600億ユーロ(約8兆円)の債券買い入れ策を段階的に縮小する計画の詳細を待ち望んでいる。現状では少なくとも12月いっぱいまで買い入れが続く予定。ECBのマリオ・ドラギ総裁は、今月26日の政策理事会で債券買い入れ策を巡る計画を発表する見通しだとしている。

 議事録によると、ECBは金融刺激策の縮小を「極めて漸進的かつ慎重な方法で」進めることを望んでいる。コアの物価の伸びが最近持ち直しているにもかかわらず、ユーロ圏のインフレが依然として目標に届かないことへ、理事会内で懸念が示された。

 ECB理事会は「(毎月の買い入れ)ペースをさらに鈍らせ」た上で量的緩和の期間を延長する可能性と、買い入れ額を増やして期間を短縮する可能性、それぞれの利点を話し合った。

 こうした中、理事会メンバーのうち少なくとも1人は「(量的緩和の)縮小機会を提供するような状況へますます進んでいる」との見方を示した。

 いずれの筋書きでも刺激策は引き続き強力だとし、期間延長の費用と便益の両方を考慮すべきだと主張したメンバーも少なくとも1人いた。

出典:Dow Jones

ECBはユーロ高のボラティリティーや上昇スピードを懸念

他にも、ECB議事録では「ユーロ高のボラティリティーの大きさや、ユーロ上昇のスピードの速さ」に懸念していることが分かります。

これまでのユーロ高の局面ではECB関係者による、ユーロ高けん制発言がありましたから、やはりECBでは急騰するユーロには困っていたんだろうな…ということが分かります。おそらく、ECBドラギ総裁からすれば、「なぜ突然ユーロがこんなに上昇してるんだ?」「いつまでユーロ高が続くんだ?」と何度も思ったのではないでしょうか? もしかしたら、 1ユーロ=1.21ドル台は勘弁してよ…なんて思っていたのかもしれませんね…。

その後も、ドラギ総裁は発言するたびに「ユーロ安に行くと思ったのに、何でそういう解釈をしてユーロ高になっちゃうの?」と感じていたんだろうな…と想像します。当時の私は、理由も無く上昇を続けているユーロにすごく違和感を感じてましたし…。

下記が議事録の主な内容です。

10月05日 20時30分 [ECB議事録] 「ユーロ高のボラティリティーやスピードを懸念」「引き続き大規模な刺激策が必要なこと合意」

ECB議事録(9月6-7日)の主な内容が伝えられているこ。

・為替レートの監視で合意
・ユーロ高のボラティリティーやスピードを懸念
・金融スタンスの再評価は緩やかかつ注意深くあるべき
・政策の再設定について初めて話し合った
・引き続き大規模な刺激策が必要なこと合意
・将来の金融政策についての市場の期待について留意すべき
・QEの再設定について様々なシナリオの得失について議論した

出典:FXニュースレター

【まとめ】ECBテーパリングで為替の影響は?インフレ見通しとユーロ高注目

ECBのテーパリング方法の話し合い内容に関して、昨日10月5日に、ECB理事会の議事要旨公表の議事録でその内容が明らかになりました。

10月26日のECB政策理事会でテーパリング計画発表の見通し

投資家は、月額600億ユーロ(約8兆円)の債券買い入れ策を段階的に縮小(テーパリング)する計画の詳細を待ち望んでいて、現状では少なくとも12月いっぱいまで買い入れが続く予定とのこと。ECBのマリオ・ドラギ総裁は、今月26日の政策理事会で債券買い入れ策を巡る計画を発表する見通しだとしています。

ECB理事会は「(毎月の買い入れ)ペースをさらに鈍らせ」た上で量的緩和の期間を延長する可能性と、買い入れ額を増やして期間を短縮する可能性、それぞれの利点を話し合ったようで、まだまだ方針について決定しておらず、時期や、手法についても検討中ということが分かりました。

低インフレ見通しに懸念

さらに議事録によると、ユーロ圏のインフレが依然目標に届かないことに懸念しているようです。これはアメリカFRBでも、日本の日銀においても同じ状況ですね。

ECBはユーロ高のボラティリティーや上昇スピードを懸念

他にも「ユーロ高のボラティリティーの大きさや、ユーロ上昇のスピードの速さ」に懸念しており、これまでも 1ユーロ=1.20ドル台を超えるユーロ高になるとECB関係者から、ユーロ高けん制発言がありましたから、やはりECBでは急騰するユーロには困っていたんだろうな…ということが議事録を読むと分かりました。

昨日10月5日の為替相場への影響として、低インフレ見通しとユーロ高がセットで懸念されていたことが判明したことで、ユーロ売りが進みユーロは高値 1ユーロ=1.178ドル台から、安値1ユーロ=1.170ドル台まで大きく下落。ユーロ安相場となりました。

 

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