ECBはユーロのインフレ率を目標の2%へ引き上げられるか?

ECBインフレ

欧州中央銀行(ECB)がインフレ率を目標へ引き上げられるのか?国際通貨基金(IMF)は2021年まで目標達成はないと予想しています。



ECBはユーロ圏のインフレ率目標を達成できるか?

欧州中央銀行(ECB)が2010年代末までにインフレ率を目標へ引き上げられるのか、現在は全く確信が持てない。2014年半ばに第一弾となるECBの刺激策を承認した政府関係者のうち、向こう3年で380万人の雇用を創出してもインフレ率が目標に遠く及ばないと予想した人はほとんどいなかっただろう。

08月02日 11時39分 DJ-【焦点】ECB「最悪の判断ミス」から6年、今求められる忍耐

欧州中央銀行(ECB)が2010年代末までにインフレ率を目標へ引き上げられるのか、現在は全く確信が持てない。しかし、その可能性が高まっている兆候は散見される。

 欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が7月31日に発表した同月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)速報値は前年同月比で1.3%上昇し、今年の最低水準を記録した。同じくユーロスタットが発表した6月のユーロ圏失業率が2009年以来の最低水準になったことを考えれば、政策担当者のCPIに対する失望感は特に大きかったに違いない。

 2014年半ばに第一弾となるECBの刺激策を承認した政府関係者のうち、向こう3年で380万人の雇用を創出してもインフレ率が目標に遠く及ばないと予想した人はほとんどいなかっただろう。

 とはいえ、勇気付けられる材料も少しはある。食品・エネルギーを除くコアCPIはわずかだが3カ月連続で上昇ペースが加速した。食品・エネルギー価格は国際市場で決められ、ECBがほとんどコントロールできない。つまり、非常に遅いとは言え、域内のインフレ率は上昇しているように見えるのだ。

 ECBが目標に到達するまでの道のりは平たんではないかもしれない。ユーロがこのところドルに対し上昇しているため、エネルギーなど輸入品の国内価格は押し下げられるだろう。物価が急速に上がる可能性は低く、国際通貨基金(IMF)は2021年まで目標達成はないと予想している。

 このため、まさにマリオ・ドラギECB総裁がここ数カ月にわたり強調してきた「粘り強さと忍耐」が必要になるだろう。

 ドラギ氏が講演で、ユーロを守るため「何でもやる」と発言したのは5年前。これについてはさまざまな意見が出たが、この発言がユーロ圏を崩壊から救ったとの見方は多い。

 ただ、6年前の2011年7月には、積み上がる政府債務と銀行不安に直面する中で、ECBは同年で2回目となる利上げを行った。金融危機後に起こった中央銀行の判断ミスの中でも、これは恐らく最もひどい決断だったと言えるだろう。ECBは今後、こうした早まった動きをせぬよう用心深くなると思われる。

出典:Dow Jones

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