2018年ユーロ安はいつまで続くの?ユーロ安の原因と4つの理由とは…

ユーロ安いつまで

2018年4月以来、ユーロ為替相場は4つの理由からユーロ安が続いています

なぜユーロ安が続くのか?いつまで続くのか?

最近のユーロ安の原因について詳しく解説します。



■ユーロ安の原因は何?2018年ユーロ安となった4つの理由とは?

ユーロ為替相場は2018年になり円高ユーロ安が続き13カ月ぶり安値となる1.13ドル台を付けました。

ユーロドルチャート

実はこのユーロ安の背景には、4つの理由があります。

  1. トルコリラ急落の影響
  2. ドラギECB総裁の経済成長失速懸念発言
  3. イタリアがECBに債務免除要請報道
  4. イタリア政権問題

です。

それでは、原因を1つずつ解説します。

■ユーロ安の【原因1】トルコリラ急落の影響

この原因がユーロ安の最新情報です。

2018年5月30日に1ユーロ=1.15台を割り込むも、1.15台前半のストップロスの壁に何度も跳ね返されレンジ相場を続けていたユーロドルですが、トルコリラ急落の影響を受け、2018年8月10日に一気にストップロスを巻き込み、1.13台へ急落しました。

 → 13カ月ぶり「ユーロ安」の理由がトルコリラの暴落ってどういうこと?

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■ユーロ安の【原因2】ドラギECB総裁の経済成長失速懸念発言でユーロ安へ

そもそも長期のユーロ安がはじまったのは、この時期からです。

ドラギECB総裁が4月26日の会見の中で、経済成長の失速を懸念する発言を行い、これがユーロ安の原因になりました。

当時、ユーロ/ドルは、1ユーロ=1.22ドル台と高値をつけていましたが、1ユーロ=1.21ドル台へ急反落するユーロ安ドル高の展開となりました。

その後もドル高相場の影響もあり、この日をきっかけに、ユーロ安トレンドとなりました。

 → ドラギECB総裁の経済成長失速懸念発言がユーロ安の原因に…

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■ユーロ安の【原因3】イタリアがECBに債務免除要請報道でユーロ安へ

ドラギECB総裁の「経済成長失速懸念発言」のあと、ゆるやかに下落が続いてきたユーロ相場ですが、

5月16日の欧州市場で、イタリアが欧州中央銀行(ECB)に対し、

  • イタリアの債務2500億ユーロの免除を要請する方針

との報道があり、ユーロドル相場は 1ユーロ=1.18ドル台へ急落。大幅なユーロ安になりました。

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■ユーロ安の【原因3】イタリア政権問題で2017年11月以来の安値更新

その後、イタリアでは深刻な政権問題が発生。この時、市場は、

  • イタリア議会の解散
  • ユーロ圏離脱を国民に問う国民投票の実施

を予想する不安感からユーロが急落。一気に1ユーロ=1.15ドル台まで大幅下落しました。

 → ユーロ安いつまで続く?2018年末に1.10ドルへ下落の見通し?

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■ユーロ安はいつまで続く?週足チャートから分析

このように、4つの原因でユーロ安となりましたが、いつまでユーロ安は続くのでしょうか?

下のユーロドルの週足チャートを見て下さい。

ユーロドル週足チャート

今後のユーロドルの相場変動のトレンドとしては、上手の「水色」の斜めに引いた補助線に注目して下さい。

かなりざっくりとした大局的な予想になりますが、1.25ドル辺りを天井にして、大きなレンジ相場を形成する展開が予想できます。

長期的には下落相場トレンドとなり、2018年に限って言えば、1.14ドル辺りへの(高値1.25から安値1.03への)半値戻し程度は手堅い線かな?と予想します。

上記のチャートを見ると、

  • 2008年は1.60ドルから1.25ドルへ「0.35ドル」の下落
  • 2010年は1.50ドルから1.20ドルへ「0.30ドル」の下落
  • 2012年は1.35ドルから1.20ドルへ「0.15ドル」の下落
  • 2014年は1.40ドルから1.05ドルへ「0.35ドル」の下落
  • 2016年は1.15ドルから1.03ドルへ「0.12ドル」の下落

というように、西暦の末尾1桁が偶数の年は大きな下落相場が展開されています。

逆に、西暦の末尾1桁が奇数の年では急上昇相場が起きています。

  • 2009年は1.25ドルから1.50ドルへ「0.25ドル」の上昇
  • 2011年は1.30ドルから1.50ドルへ「0.2ドル」の上昇
  • 2013年は1.30ドルから1.40ドルへ「0.1ドル」の上昇
  • 2015年は1.05ドルから1.15ドルへ「0.1ドル」の上昇
  • 2017年は1.03ドルから1.20ドルへ「0.17ドル」の上昇

このように、ユーロドルの値動きは非常に激しく、大きな変動が起きています。
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■ユーロドル売りを強くおすすめする2つの理由

最近のユーロドル相場は、先程の3つの原因によりユーロ安となっている状態です。

今後のユーロドル相場ですが、私はユーロドルの売りを強くおすすめします。その理由として、

  • 今後の見通しとして長期的な下落相場が期待できる
  • スワップが高くて魅力的

という2つの理由があります。

■今後もユーロ安ドル高になる理由は?

今後もユーロ安ドル高になるのではないか?と予想する理由は、

  • ユーロ圏の利上げは2019年の秋まで据え置かれる見込み
  • 昨年2017年のユーロ相場はファンダメンタルズ以上の過剰なユーロ高

という印象があり、2018年にはその過剰なユーロ高の調整局面となり、ユーロ安が続くのでは?というのが予想理由です。

実態よりも、上がりすぎの感があるユーロ。 2018年のユーロ予想は、やはり長期的なユーロ安ドル高です。

では、次にチャートを見ながら、いつまでユーロ安ドル高が続くのか理由とともに説明します。まずは、ユーロドルの値動きから見ていきましょう。

下のユーロドルの日足チャートを見て下さい。

 ※【追記】2018年9月13日チャート更新しました

ユーロドルチャート

今後は、2018年秋に向けてややユーロ高となり、2018年末にかけて再びユーロ安となり、その後2019年1月頃には1.100ドルへ向かうのではないかと予想します。

【まとめ】ユーロ安はいつまで続くの?ユーロ安の原因となった4つの理由とは…

ユーロ為替相場は2018年になり、4つの理由からユーロ安を続けてきました。

その4つの理由とは?

  1. トルコリラ急落の影響
  2. ドラギECB総裁の経済成長失速懸念発言
  3. イタリアがECBに債務免除要請報道
  4. イタリア政権問題

です。

ユーロは、ドルに対して下値を広げ、13カ月ぶり安値となる1.13ドル台を付けました。

今後は、1ユーロ=1.10ドル割れの可能性も予想されています。

 

【追記】2018年11月2日

■ユーロ/ドル 1.10ドルまで下落の見通し?

ユーロドル日足チャート

上図のユーロ/ドルの日足チャートを見て下さい。

今後は、2018年秋に向けてややユーロ高となり、12月上旬には一時1.150ドルまで再度上昇するのではないか?と予想します。その後は、2018年末にかけて再びユーロ安となり、2019年1月頃には1.100ドルへ向かうのではないかと予想します。
 → ユーロ安いつまで続く?2018年末に1.10ドルへ下落の見通し?

ユーロ安いつまで続く?2018年末に1.10ドルへ下落の見通し?

■ユーロ圏は、イタリア・ドイツ・イギリスEU離脱問題とユーロ安リスクが満載…

為替相場ではユーロ安につながる材料として、イタリアの財政赤字問題が引き続き警戒されています。

さらには、ドイツのメルケル政権が地方選で連敗していることで連立政権の崩壊リスクも懸念され始めており、イギリスのEU離脱によるEUとの最終交渉の行方も、ユーロ安の材料になりかねない状況が続いており、当面はユーロ安材料一色という状況です。

■ユーロ/ドル週足チャートも長期ユーロ安トレンド

ユーロドル週足チャート

ユーロ/ドルはユーロの下落圧力が強まるなか、週足チャートでは長期の下落レンジチャートが続いており、ユーロの一段安リスクが警戒されています。

ドイツの銀行「DZバンク」の予想では、イギリスが欧州連合(EU)と合意できないままEUを離脱(ハードブレグジット)すれば、ユーロも強い影響を受け、1.10ドルを割り込むのではないか?と予想しています。

■ユーロ円の予想は…?

ユーロ円日足チャート

ユーロドルの下落が予想される中、ユーロ円も下落(円高ユーロ安)相場が予想されます。

ユーロ円の場合、ドル円相場の影響が大きいので、ユーロ/ドル相場と全く同じ動きにはなりませんが、ユーロドルの下落相場が続くようであれば、当面の高値は132~133円程度と見て、今後中長期的には、ドル円が円高相場となれば125円割れの展開もあり得ると予想します。

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