ドル円の中長期見通し 2017年から2018年のドル円は買い?

ドル円チャート

ドル円で買いを狙っている方には良いニュースです。今後のドル円の長期見通しについてまとめました。



ドル円 日足チャート ドル高円安に向かう見通し

下のドル円の日足チャートを見て下さい。

 ※【追記】2017年10月26日チャート更新しました

ドル円チャート

現在、レンジ相場のWボトム、3番底から上昇しています。
下値、9/8の「107.321円」から右肩上がりに上昇。これから12月下旬に向かった118円を目指す円安ドル高の見通しと予想します。

過去のドル円の月別季節パターンでは年後半は円安ドル高傾向

過去のドル円の月別季節パターンとしては、2016年、2015年、2014年、2013年などで8月にかけて夏枯れ相場(夏の円高)ドルが当座の安値を形成し、年後半から年末にかけてドルの下限切り上がりや円安ドル高が進む傾向が見られてきました。

今年も8月は「夏の円高」が起きており、例年通りなら、年末も円安ドル高の継続がいつまで続くのか?期待が持てます。

現在のドル円はチャートを見る限り、反転場面のドル高への流れの見通しです。

最近の、アメリカ国内では強い経済指標が相次ぎ、ドル高への動きが目立ってきました小売売上高、米8月NY連銀製造業景気指数、米7月輸入物価指数など好数字の米経済指標が続いており、円安ドル高の流れの見通しがきているようです。

チャートから見てもトレンドが円安ドル高に向かう長期見通しで、今後のドル円は円安ドル高の動きに注目です。

ドル円の長期見通しは108円底にドル高円安トレンドへ

実際の為替相場の動きもチャートのトレンドに従うように、北朝鮮が弾道ミサイルを発射後にリスク回避のドル安円高、となり108円台の底値をつけた後は、アメリカ商務省が30日発表した4-6月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)改定値が上方修正され、伸び率は2015年1-3月期以来の大きさとなり、これを受けドル円は大幅上昇。北朝鮮リスクのドル安の分を取り戻し、さらに急伸しました。

さらに、アメリカ商務省が翌31日発表した7月の個人消費(季節調整済み)も4月以来の高い伸びとなり、本来であれば引き続きドル高が継続するはずだったのですが、ムニューシン米財務長官が「ドル安は米貿易にとって多少の支援材料に」などと述べたことで、北朝鮮の弾道ミサイル発射後から続いていたドル高円安の流れに水を差し、ドル安へ一時反落することになりました。

このところのアメリカの経済指標は好調ですが、インフレの弱さが経済見通しに引き続き影を落としていることもあり、雇用統計の数値では賃金の動きにも注目 が集まる中、ドル円市場では、21時半の雇用統計発表後に乱高下の相場となりました。

北朝鮮リスクでドル円107円台も長期見通しはドル高円安変わらず

しかしその後、ドル円市場は北朝鮮リスクでドル全面安へ。ドル円も大幅下落。北朝鮮が建国記念日の9日に弾道ミサイルを発射する可能性を受け、リスク回避のドル売りが続きました。9月8日の21時台には、ドル円は107.3円台の安値をマークしました。

実際には、9日にミサイル発射は無く、週が明けた9月11日の週には市場は落ち着きを取り戻し、強い経済指標を受けドル高となりドル円は、14日には8月消費者物価指数(CPI)発表後に111円台へ急上昇。しかし、その後、14日21時ごろ、北朝鮮から再度、弾道ミサイル発射の兆候あり。との報道が出ると、ドル円は110.5円へ下落。翌朝の15日午前7時ごろ、弾道ミサイルが発射され日本列島の上陸を通過し、ドル円は109.5円へ。ドル円の上昇に水を差すような形となりました。

しかし、その後15日の日中にドル円は111円まで上昇。

さらに20日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を据え置くとともに、バランスシートの縮小を10月から開始することを決め、利上げは引き続き12月予想となったことでFOMC政策声明後、ドル円は112.5円へ上昇。FOMC政策声明の内容を市場はタカ派印象ととらえ、円安ドル高に反応しました。

2017年12月の利上げ期待高まりドル高へ

その後もハリケーン被害による各種経済指標の数値の悪化が予想される中、予想外にも経済指標の好結果が続き、ドル円は113円台を推移して円安ドル高に動いています。

10月6日の雇用統計では2017年12月の利上げ期待がさらに高まり円安ドル高へ、ドル円は113.4円台へ上昇しました。

しかし、その直後に北朝鮮リスクが再来。北朝鮮が10月10日に向けて米国西海岸が射程に入る長距離ミサイル発射実験を行う可能性がある、などの報道でリスク回避の円買いの動きが強まり円高ドル安に動き出しましたが、比較的円安ドル高トレンドのドル円相場のため、今後も底堅くじわりと上昇していきそうなドル円の動きに注目です。

次期FRB議長パウエル氏で円安ドル高の見通し

そして、注目は米FRB議長の後任人事を巡る動きです

前週末にはパウエルFRB理事の優勢報道があり、米国債金利の低下(債券価格は上昇)とドル安に振れる場面がありました。今週は一時的にドル安や円高に振れる場面があっても、米国株の底堅さなどがドル円は押し目買い(円は戻り売り)の地合いとなり、引き続きトレンドは円安ドル高の見通しです。

もっともパウエルFRB議長の可能性については、すでに織り込みも進捗してきた。パウエル氏は慎重な利上げペースの支持派であるほか、金融規制の緩和にも柔軟と見られており、米国株にはプラス材料となる。リスク選好を支援することで、円安ドル高へ。

さらには持続的な円安ドル高を支援する材料として、1)FRB副議長には機械的な利上げルールを重視するテイラー米スタンフォード大教授が有力、2)パウエル氏は投資銀行や投資ファンドでの実務経験が長く、米国への資金流入(=ドル安定化が不可欠)の重要性は認識、3)同時に銀行や運用機関への収益配慮により、適度な金利上昇(長短金利差の拡大)は是認する可能性、などにも注目です。

雇用統計、FOMCイベント連続でドル円は円安ドル高の見通し

さらには、10月30日と11月1日の米FRBによるFOMCは、12月利上げの地ならしがあれば円安ドル高の見通し。

11月3日の米雇用統計では、前月のハリケーン打撃の反動や復興需要、年末商戦向け臨時雇用などもあり、雇用の増加と緩やかな賃金の回復が期待され、こちらも円安ドル高の見通し。

その他にも重要経済指標が相次ぐため、ドル円の見通しは勢いに乗ると一気に118円の円安ドル高が見えてきます。

ドル円の長期見通し予想はさらなる円安ドル高

さらに今後のドル円の見通しとしては、今後もアメリカのFRBによる利上げが予想されるのと、一方で円は、長期的に日銀による超低金利の維持姿勢が続き、今後も引き続き日本とアメリカの金利差は拡大見通しです。

そのため、ドル円為替相場では、
 1)市場変動率(ボラティリティー)安定化
 2)日本でのインフレ期待改善
 3)米国での金融規制の緩和観測
などにより、局地的に日本勢による資金流出や海外勢による 円調達・円借入れのキャリー取引を後押しさせる円安材料 として注目されており、今後もさらなる円安ドル高の見通しです。

ドル円の長期見通しと投資運用戦略

最近、レンジ相場の中で上げ下げを繰り返しているドル円ですが、1日の中で何度も短期売買を狙うよりも、長期で保持して売買利益と、スワップを安定的に得る方が投資としては向いています。

FXと聞くとハイリスク、ハイリターンと言うイメージが強く、 株式などの投資経験者からは

  • 「ギャンブルだ」
  • 「あれは投資ではない、博打だ」

というような悪い評判がありますが、 要はやり方の問題です。

やり方次第では、 確かにギャンブルですし、一方で、やり方次第では長期運用に近いやり方もあります。

例えば、 毎日のようにドル円の売り買いを繰り返すのではなく、1~2か月の期間での大きな値動きを見通してリスクを抑えながら長期の保有をしながら売買利益と、スワップを安定的に得る長期的な運用方法が向いていると考えます。
あくまでも、長期運用と言うイメージでデイトレのような短期売買は考えていません。

もちろん、リスクヘッジとして相場の見通しが想定外に大きく外れて思惑と逆に動いたら最初に自分が定めたプラン通りに「損切り」は、もちろんします。ですので、必ず儲かるという事ではありません。

しかしながら、今後のドル円相場の長期見通しから投資運用プランを決めて感情を入れずにプラン通りに売買する。 これを行うことで利益を増やしていくことが可能だと思います。

FXで重要なのは投資運用プラン(長期の見通し)

つまり、重要なのは自分でたてたプラン通りに機械的に売買すること。つまり感情をはさまないという事です。

詳しいやり方は長くなるので別の機会にしますが、 このように長期でドル円を保有してスワップを狙うやり方が、  今のドル円のように、豪ドル並みに高いスワップが得られるタイミングでは長期の投資運用対象として向いているわけです。

しかも、ドル円は市場の取引規模が小さいという心配がありません。例えば、ランド。ランドは高金利通貨として有名ですが、その分、市場規模が小さく為替の大変動に巻き込まれ過去に大きな損失を被った人も多いでしょう。

その点、ドル円市場の大きさは言うまでもありませんからね。

2017年ドル円相場振り返り 7月からのドル安の原因は?

2017年ドル円相場を振り返ってみると、7月からのドル円為替相場は、7月11日に突然発生したトランプ大統領長男のロシア人弁護士との面会によるトランプ大統領のロシアゲート疑惑  が原因でした。

世界を見渡すと、ドル下落で新興国通貨ペソ、レアル、ランドなどが急上昇し、ドル円相場は、全体的にリスク回避の円全面高の動きが強い状況ですので、投機筋ポジション整理で円高から円安ドル高へ の流れが意識されてきました。

2017年もやはり夏枯れ相場(夏の円高)が再来しました

ドル円の月別季節パターンとしては、2016年、2015年、2014年、2013年などで8月にかけて夏枯れ相場夏の円高」でドル円が当座の安値を形成し、年後半にかけてドルの下限切り上がりやドル高が進む傾向が見られてきました。今年は年後半にかけて不透明材料が山積しているものの、8月は「当座のドル底入れジンクス」通りに、2017年もやはり夏の円高となりました。

ドル円チャートを見ると一目瞭然ですね。

ドル円チャート

そんな中で、8月24日から26日に米カンザスシティ連銀が開催するジャクソンホール会議(年次経済シンポジウム)ではFRBイエレン議長の講演でアメリカ「年内利上げ」の「あり」「なし」が発表されるのでは?と期待が高まっていました。
 → ジャクソンホール会議って何?どこで誰が何について話し合うの?

結果としては、FRBイエレン議長から「年内利上げ」の発言は無くドル円はドル全面安となりました。
 → 速報 イエレンFRB議長発言でドル安へ – ジャクソンホール会議

その後は、先程書いた通り、北朝鮮リスクで「夏の円高」となりました。

【まとめ】ドル円の長期見通し 2017年から2018年のドル円は買い?

チャートを見るとWボトムの3番底、右肩上がりの切りあがりで、買いやすい感じのするドル円。最近のドル円のレンジ相場の中、ドル円はついに底を打ち、反転、長期的にドル高円安へトレンドが動きそうな見通しです。

また、例年、ドル円相場は夏の円高のあとは、年末にかけて円安となる傾向があり、長期見通しとしては「ドル高、円安」が期待できるでしょう。

過去のドル円の月別季節パターンとしては、2016年、2015年、2014年、2013年などで8月にかけて夏枯れ相場(夏の円高)ドルが当座の安値を形成し、年後半から年末にかけてドルの下限切り上がりや円安ドル高が進む傾向が見られてきました。

今年も8月は「夏の円高」が起きており、例年通りなら、年末も円安ドル高の継続がいつまで続くのか?期待が持てます。

今だとドル円のスワップも40円台と高いのでおいしいですしね。

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