なぜドル安が続くのか?ドル安による「金融緩和」が心配な理由

ドル安

最近のドル大幅安を受け、米市場は金融システムを通じた資金の緩和状態に向かっています。

しかし市場では、トランプ大統領の政策が足踏みし、インフレ率が目標の2%を割り込む中、FRBは望み通りのペースで利上げを実施できるのかという疑問が上がってきています。



なぜドル安が続くのか?ドル安による「金融緩和」が心配な理由

年初からのドル大幅安を受け、米市場は金融システムを通じた資金の緩和状態に向かっている。このため、金融緩和を見込む投資家と金融引き締めを目指す米連邦準備制度理事会(FRB)の間での「綱引き」が起きる可能性がある。 

金融環境が緩和している一因として、投資家の間に疑問が広がっていることが挙げられる。つまり、トランプ大統領の政策が足踏みし、インフレ率が目標の2%を割り込む中、FRBは望み通りのペースで利上げを実施できるのかという疑問だ。CMEグループのデータによると、18日午前のフェデラルファンド(FF)金利先物市場は、FRBが年内に少なくともあと1回利上げする確率を48%と見込んでいる。3月末には約60%だった。

07月19日 13時12分 DJ-【焦点】ドル安による「金融緩和」が心配な理由

 年初からのドル大幅安を受け、米市場は金融システムを通じた資金の緩和状態に向かっている。このため、金融緩和を見込む投資家と金融引き締めを目指す米連邦準備制度理事会(FRB)の間での「綱引き」が起きる可能性がある。

 市場で広く注目されているゴールドマン・サックスの金融環境指数(FCI)は今週、2014年以来の低水準を付けた。債券利回りやドル相場に基づくFCIの低下は、資金流入による金融環境の緩和を意味する。

 FCI低下の主因はドル安だ。主要16通貨のバスケットに対するドルの価値を示すウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)ドル指数は、昨年末から6.5%低下している。米東部時間18日午前にはさらに0.6%低下し、昨年10月以来の安値まで下げた。この10月の安値をつけた後、ドルは11月の米大統領選を受けた急伸局面に入った。

 投資家は大統領選直後にドル高を予想していた。ドナルド・トランプ政権下での経済成長加速とインフレ上昇を受け、FRBが利上げを急ぐと見込んだためだ。だが、米国と比べ世界各国の経済が予想外に堅調だったため、ここ数カ月はこうした動きが反転している。17日には米上院共和党が、これまで議論の的となってきた医療保険改革法(オバマケア)代替法案の修正案採決を断念したため、ドルの下げは続いた。

 ゴールドマン・サックスによると、先週の金融環境を緩和させた最も重要な要因はドルの実効為替レート低下だった(株価上昇や10年物米国債利回りの低下も確かに重要なファクターだったが)。

  金融環境が緩和している一因として、投資家の間に疑問が広がっていることが挙げられる。つまり、トランプ大統領の政策が足踏みし、インフレ率が目標の2%を割り込む中、FRBは望み通りのペースで利上げを実施できるのかという疑問だ。CMEグループのデータによると、18日午前のフェデラルファンド(FF)金利先物市場は、FRBが年内に少なくともあと1回利上げする確率を48%と見込んでいる。3月末には約60%だった。

 通常、FRBが利上げすると金融環境は引き締まり、景気過熱を防ぐため信用環境が制限される。15年の利上げ開始時には実際、こうした状況が起こった。だが、現在の金融環境は利上げ開始前よりも緩和しており、金融システム内ではレバレッジ(借入資金による投資)が促進される可能性もある。このため、FRB幹部は細心の注意を払っている。

 FRBのスタンレー・フィッシャー副議長は6月末の準備原稿で、「バリュエーションに対する押し上げ圧力が総じて高まっていることについては、全体的に経済見通しの明るさが増していることによってある程度の説明がつくが、リスク選好が高まっている兆しもある」と指摘している。さらに、「この明らかなリスク選好の高まりは、まだ金融システム全体でのレバレッジ増加にはつながっていないものの、注視していくことが適切だ」と述べた。

 緩和的な金融環境は、差し迫った懸念となっているようには見えない。だが、FRBが利上げを進めていく中で金融環境がさらに緩和すれば、FRBと投資家の対立はより大きくなる可能性が高い。

出典:Dow Jones

ドル円為替相場はドル安円高トレンドが続く

ドル円為替相場は、11日に突然発生したトランプ大統領長男のロシア人弁護士との面会によるトランプ大統領のロシアゲート疑惑  も警戒が必要で今後も 円高に動く懸念 がありますので注意が必要です。ドル円はさらに10%下落する可能性が噂されています。

世界を見渡すと、ドル下落で新興国通貨ペソ、レアル、ランドなどが急上昇しています。ドル円相場は、全体的にリスク回避の円全面高の動きが強い状況です。

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