なぜハリケーン被害が短期ドル安と中長期的なドル高の材料なの?

ハリケーン被害

なぜアメリカに上陸したハリケーン「ハービー」と「イルマ」の被害が、短期ドル安と中長期的なドル高の材料になるのか?詳しく解説します。



大型ハリケーン被害 短期ドル安と中長期的なドル高の材料に?

今週の為替相場で注目されるのは、米国の大型ハリケーンの影響だ。短期的には安全逃避の米国債シフトが米国債金利の低下要因となるほか、今後の米国指標への悪影響懸念、ハリケーン被害を受けた米FRBの利上げ遅延観測などが、ドル安やドルの戻り売り要因として注視されやすい。

09月11日 23時18分 米ハリケーン被害、短期ドル安と中長期的なドル高の材料にも 

今週の為替相場で注目されるのは、米国の大型ハリケーンの影響だ。今週は新たなハリケーン・イルマによる被害の行方のほか、前回のハービーの被害状況と政策対応の見極めが焦点となる。

短期的には安全逃避の米国債シフトが米国債金利の低下要因となるほか、今後の米国指標への悪影響懸念、ハリケーン被害を受けた米FRBの利上げ遅延観測などが、ドル安やドルの戻り売り要因として注視されやすい。

その反面、11日の週明けアジア市場からは「イルマの勢力弱体化と過度な被害予想の低下」を受けて、ドル反発と円反落が後押しされた。イルマの被害が想定以下にとどまったり、複数ハリケーン被害を受けた早期の財政出動観測や復興・復旧事業の計画始動、挙国一致による政策協力姿勢が見られると、中長期スパンではドル高・円安の要因となる可能性を秘めている。

ちなみに米金融大手ゴールドマン・サックスのエコノミストらは9日、顧客向けリポートで「被害が大きい広域の自然災害は、経済活動の特に大幅な落ち込みだけでなく、その後の急激な回復も伴う」と指摘。今年7-9月の米成長率は2%に鈍化するが、10-12月には2.7%に加速し、同四半期と来年1-6月(上期)の累積で1ポイントの成長押し上げを予測した。

出典:FXニュースレター

アメリカ上陸ハリケーンの影響 新規失業保険申請件数に注目

ハリケーンが米景気に及ぼす影響は、一般的に長期的には復興需要による景気押し上げ効果が期待される一方で、短期的には雇用や生産活動への影響が必至となり、被害全体が明らかになるまでは景気の下押し圧力になるとみられる。

ブレイナードFRB理事が5日に米南部で大規模な被害をもたらしたハリケーン「ハービー」が「7-9 月期のGDPに著しく影響するだろう」と指摘している。

ハリケーンの影響が短期と、中長期とで、米景気の実体面にどのような影響を与えるのか、想定以上なのか想定ほどではないのか、当面は見極めが必要となる。その手掛り材料の一つとして手っ取り早いのは週間の新規失業保険申請件数。毎週木曜日に発表される。

09月11日 11時43分 [フォーカス] 米ハリケーンの影響、金融政策の先行きを複雑に 週間の新規失業保険申請件数の動向が短期的な手掛かりとして注目へ 

米国ではハリケーン「ハービー」に続いて、大型の「イルマ」がフロリダ州に上陸したが、これらハリケーンの米景気への影響度合いが、金融政策の先行き見通しを複雑にしそうだ。

「ハービー」の影響がデータとして表面化したのは、米労働省が7日に発表した2日までの週の新規失業保険申請件数で29.8万件と、予想の24.1万件、前週の23.6万件を大幅に上回って、2015年4月18日以来の高水準に急増した。

想定以上の影響の大きさが初めてマーケットに認識された。さらに「イルマ」が加わって、今後の米景気見通しの不透明感を増幅しそうだ。

ハリケーンが米景気に及ぼす影響は、一般的に長期的には復興需要による景気押し上げ効果が期待される一方で、短期的には雇用や生産活動への影響が必至となり、被害全体が明らかになるまでは景気の下押し圧力になるとみられる。金融当局者からもすでにいくつかのコメントが発信されている。ブレイナードFRB理事が5日に米南部で大規模な被害をもたらしたハリケーン「ハービー」が「7-9 月期のGDPに著しく影響するだろう」と指摘している。

金融政策への影響も無視しにくくなっている。ブレイナードFRB理事は5日に「インフレ率が目標達成に向けた軌道に乗っていると確信を持てるまで、政策の一段の引き締めについて慎重になる必要がある」と指摘したが、ニューヨーク連銀のダドリー総裁は8日、「インフレ率がわれわれの予想を超えて低下したことは、利上げ実施を待つ必要があることを示している」と述べたことも、年内の追加利上げ観測を後退させたている。米10年国債利回りが8日に一時2.01%と2016年11月9日以来の低水準を記録し、ドル安も促した。

一方で、ダドリー・ニューヨーク連銀総裁はテキサス州とフロリダ州におけるハリケーン被害の復旧作業は、秋口から年末に向けてインフレを呼び起こす可能性があると述べたうえで、金融政策の引き締め継続を訴えている。

このようにハリケーンの影響が短期と、中長期とで、米景気の実体面にどのような影響を与えるのか、想定以上なのか想定ほどではないのか、当面は見極めが必要となる。その手掛り材料の一つとして手っ取り早いのは週間の新規失業保険申請件数。毎週木曜日に発表される。

出典:FXニュースレター

アメリカ上陸ハリケーン FRBのインフレ議論に影響も 

ハリケーンシーズンが米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ計画に暗い影を落とすかもしれない。当局者らは、インフレ率の低迷が予想以上に長引いていることについて説明を迫られ、経済指標をもう数カ月観察してから何らかの決断を下す、またはインフレ見通しの変化を説明するとしている。こうした中、大型ハリケーンの「ハービー」と「イルマ」が襲来した。ハリケーンの物的被害が米国の経済指標をゆがめるだろう。とりわけFRBにとっては、インフレ率の短期的な変動が見込まれる。

09月12日 17時30分 DJ-【焦点】大型ハリケーン、FRBのインフレ議論に影響も 

 ハリケーンシーズンが米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ計画に暗い影を落とすかもしれない。
 
 FRB当局者らはこの数カ月、年内に短期金利を再度引き上げるかどうか急いで決める必要はないと強調している。追加利上げについては、FRBが12月の連邦公開市場委員会(FOMC)で議論するとみられている。

 当局者らは、インフレ率の低迷が予想以上に長引いていることについて説明を迫られ、経済指標をもう数カ月観察してから何らかの決断を下す、またはインフレ見通しの変化を説明するとしている。

 こうした中、大型ハリケーンの「ハービー」と「イルマ」が襲来した。

 ハリケーンの物的被害が米国の経済指標をゆがめるだろう。とりわけFRBにとっては、インフレ率の短期的な変動が見込まれる。

 多くの当局者がこの数カ月、インフレ率は回復するとの見通しを示している。しかし、もし今そうなったら、天候の影響によるものかもしれないため、利上げ継続に積極的なFRBのタカ派は、より慎重なハト派を利上げ支持に傾かせるのが一段と難しくなる可能性がある。
 
 ハト派はすでに、価格変動が大きい食品・エネルギーを除いたコアインフレ率(年率換算)が今夏、年初の1.9%から1.4%に低下したことに神経をとがらせている。インフレ圧力の兆しが見られない中で利上げした結果、2%のインフレ目標は「対称的(インフレ率が目標値を一時的にやや上振れ・下振れすることを容認する考え)」なものだとするFRBの主張の信頼性が損なわれることをハト派は懸念している。

 一方、中道派は、インフレ率は回復すると予想しているが、最近は追加利上げの前に回復の証拠を見たいと述べている。今後、天候によってゆがめられたかもしれないデータを信じるかどうか決めなければならないだろう。

 要するに、インフレ動向を巡るFRBの秋の議論はほんの少し複雑になった。当局者らは、あと数カ月インフレ指標を精査する考えだが、これから発表されるデータはそれほど役に立たないかもしれない。

出典:Dow Jones

北朝鮮弾道ミサイル発射のリスクでドル全面安 107円台

ドル円為替市場では9月8日の21時台に、107.3円台の安値をマーク。北朝鮮が建国記念日の9日に弾道ミサイルを発射する可能性を受け、リスク回避のドル売りが続きました。

週が明け、9月11日の週には、9日にミサイル発射がなかったことで市場は落ち着きを取り戻し、ドル買いが今後増えそうな流れとなっています。

今後も底堅くじわりと上昇していきそうなドル円の動きに注目です。

【まとめ】なぜハリケーン被害が短期ドル安と中長期的なドル高の材料なの?

今週のドル円為替相場で注目されるのは、米国の大型ハリケーンの影響。

短期的には安全逃避の米国債シフトが米国債金利の低下要因となるほか、今後の米国指標への悪影響懸念、ハリケーン被害を受けた米FRBの利上げ遅延観測などが、ドル安やドルの戻り売り要因となりやすい。

一方で、中長期的な視点で見ると、ハリケーンがアメリカの景気に及ぼす影響は、一般的に長期的には復興需要による景気押し上げ効果が期待される。

短期的には雇用や生産活動への影響が必至となり、被害全体が明らかになるまでは景気の下押し圧力になるとみられ、ブレイナードFRB理事が5日に米南部で大規模な被害をもたらしたハリケーン「ハービー」が「7-9 月期のGDPに著しく影響するだろう」と指摘している。

ハリケーンの影響が短期と、中長期とで、米景気の実体面にどのような影響を与えるのか、想定以上なのか想定ほどではないのか、当面は見極めが必要となります。その手掛り材料の一つとして手っ取り早いのは週間の新規失業保険申請件数。毎週木曜日に発表されます。

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