イギリス総選挙結果 与党保守党が過半数割れポンド安へ

イギリス総選挙結果判明

6月8日に投開票されたイギリス総選挙結果は、テリーザ・メイ首相の守党の獲得議席が過半数を割り込み「ハングパーラメント」となりました。

ポンドは予想通り下落。今後の見通しもポンド安が予想されます。

6月8日のイギリス総選挙の結果及び、今後のポンド円見通しについて詳しく解説します。

イギリス総選挙結果 メイ首相の与党保守党が過半数割れポンド安へ

イギリスの総選挙は日本時間9日朝に投票終了、英国営放送(BBC)はメイ首相率いる与党・保守党が第1党となるも過半数(326)を維持できなかったと報じた。

今後のポンド相場急変にはご注意ください

06月09日 15時35分 英総選挙、保守314、労働261=BBC15:30

英国の総選挙は日本時間9日朝に投票終了、英国営放送(BBC)はメイ首相率いる与党・保守党が第1党となるも過半数(326)を維持できなかったと報じた。

15:30現在、BBCによる各党獲得議席数は、保守党314、労働党261、スコットランド民族党(SNP)35、自由民主党12、民主統一党(DUP)10-。

出典:FXニュースレター

イギリス総選挙結果 テリーザ・メイ首相の保守党は連立で過半数確保

英国のテリーザ・メイ首相は9日、イギリス総選挙結果で自ら率いる保守党が予想に反して過半数議席を確保できなかったものの、辞任を求める声には屈せず次期政権の樹立を目指す考えを示した。首相官邸によると、メイ首相は北アイルランドの民主統一党(DUP)との連立で「理解」を得た。

イギリス総選挙の開票結果はあと1議席を残しているものの、保守党がこれまでに獲得したのは318議席。DUPの10議席と合わせれば、定数650の議会下院で過半数に届く。

06月09日 20時06分 DJ-英首相、辞任せず政権発足目指す DUPと連立

【ロンドン】英国のテリーザ・メイ首相は9日、自ら率いる保守党が予想に反して過半数議席を確保できなかったものの、辞任を求める声には屈せず次期政権の樹立を目指す考えを示した。
 
 メイ首相は議席数を伸ばすことで欧州連合(EU)離脱交渉でのリーダーシップを強めるために前倒し総選挙を決めたが、結果としては裏目に出た。
 
 首相官邸によると、メイ首相は北アイルランドの民主統一党(DUP)との連立で「理解」を得た。開票結果はあと1議席を残しているものの、保守党がこれまでに獲得したのは318議席。DUPの10議席と合わせれば、定数650の議会下院で過半数に届く。
 
 DUPからはコメントを得られていない。だが同党は以前からこうした連立に前向きな姿勢を明らかにしていた
 
 メイ首相は自らの選挙区の投票結果が発表された9日早朝に「ハングパーラメント(宙づり議会)」となったことを認め、「何よりも現時点でこの国に必要なのは安定の期間だ」と述べた。

出典:Dow Jones

イギリス総選挙結果はメイ首相の大誤算 ポンド安の見通し

イギリス総選挙の結果、ポンドはさっそく不安定な動きを示し、対ドル相場は0.02ドル余り下げ、現在は1.27ドル近辺で推移。この先、数々の難題が待ち受けていることを考えると、ポンドはまだ高すぎるかもしれない。
 

06月09日 18時06分 DJ-【コラム】英国は政治不安の「製造マシン」 霧晴れぬ前途

――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」
 
 昨年6月、英国が予想外にも国民投票で欧州連合(EU)からの離脱を決めたことで、市場は政治リスクを意識するようになった。それから1年近くが過ぎたが、英国はいまだにどの国よりも不確実性を生み出すことにたけている。投資家は今後も政治に紆余(うよ)曲折があると見込んでおいた方が良さそうだ。ブレグジットを巡る交渉が間もなく始まろうとしている状況では、なおさらだろう。
 
 8日に投開票された下院選は、テリーザ・メイ首相が解散総選挙を発表した4月時点の世論調査では首相率いる保守党の圧勝が予想されていた。ところが、またもや予想外の結果が生まれた。ほぼ開票が終了した段階で、保守党の獲得議席が過半数を割り込み、「ハングパーラメント」となることが確定した。
 
 英総選挙の予想外の結果で、ブレグジットについて新たな疑問が浮上している。解散総選挙の発表時点で市場(特に英ポンド市場)が描いていたシナリオは、総選挙で保守党が圧勝すれば、離脱交渉でのメイ首相の裁量の余地が高まり、結果として秩序なき離脱に追い込まれるリスクが後退する、というものだった。

 このシナリオはもろくも崩れ去った。投資家はブレグジットの見通しについて、すぐにも代わりのシナリオを見つけ出すのは慎重にならざるを得ない。6月19日から始まるEUとの交渉が一筋縄ではないかないことは間違いない。英国はいまや、自ら交渉をスタートさせておきながら、しっかり「統一戦線」を張って交渉に臨んでくる公算は小さい。離脱交渉ではまず、英国に「離婚慰謝料」の支払いを求めるというEUの金銭的解決案が火種となりそうだ。

 さらに、総選挙によって貴重な時間が奪われてしまった。2年間の交渉期間は英国がEUに離脱を正式に通知した3月末からもう始まっているため、早くもその10分の1近くを費やしたことになる。新政権の発足に時間がかかれば、さらに時間を浪費してしまう。

 メイ首相は9日早朝、英国には「安定期間」が必要だと述べたが、これは不透明感の高まりを暗示しているようだ。保守党指導部内で新たな対立が生じたり、遠くない将来にまた選挙が実施されたりすることが危惧される。最終的に市場の混乱という結末が待ち受けているのはほぼ確実だ。

 ポンドはさっそく不安定な動きを示し、対ドル相場は0.02ドル余り下げ、現在は1.27ドル近辺で推移している。この先、数々の難題が待ち受けていることを考えると、ポンドはまだ高すぎるかもしれない。
 
 通常、選挙の後は投資家が政治リスクから一時的に解放され、新政府は蜜月期間に入る。今年の英国では、投資家も新政府もそうした優雅なひとときは過ごせそうにない。

出典:Dow Jones

イギリス総選挙結果予測報道まとめ

イギリス総選挙に関しては、与党保守党の苦戦予想が目立ち始め選挙前から過半数割れの声が出ていましたが、その通りの結果となりました。今回のイギリス総選挙は、英国議会選挙に関する予測報道に大きなブレ があり、本当に選挙結果が全く読めない状況でした。

そんなイギリス総選挙の予測報道をまとめてみました。今、読み返してしてみると、今回の予測報道は概ね当たっていたなぁという印象ですね。

5月31日、英タイムズ紙

6月8日の総選挙でメイ首相率いる与党・保守党が過半数を確保出来ない可能性がある、「英保守党、過半数に16議席届かない可能性」などと報道。

6月1日、調査会社パネルベースの世論調査

与党保守党のリードが(15%リード→8%のリードへ)大きく減少と報道。

具体的には、保守党の支持率は44%と前週から4%ポイント低下。
一方、労働党の支持率は36%と3%ポイント上昇。(自由民主党は7%と横ばい)

6月4日、ユーガブの世論調査

テリーザ・メイ首相が率いる保守党の獲得議席数は過半数を14上回るとの見込み、と報道。

6月4日、オーストラリア・コモンウェルス銀行(CBA)

オーストラリア・コモンウェルス銀行(CBA)は、保守党の獲得議席数は過半数を60~90上回るという基本シナリオを描いており、これが実現すれば、ポンドは対ドルで小幅上昇し、1.3000ドルに近づくと予想。

6月5日、ベレンベルク

ベレンベルクは8日の英総選挙でテリーザ・メイ首相が面目を失う結果となる確率を65%と予想している。 メイ首相率いる保守党が第一党の座を維持しつつも2015年の前回選挙より議席を減らす確率が30%、ハング・パーラメント(絶対多数を獲得した政党のない議会)の確率が25%、労働党勝利の確率が10%との見方。

6月5日、調査会社ICMの世論調査

ロイター通信によると、調査会社ICMが実施した世論調査で、メイ首相率いる与党・保守党の野党・労働党に対するリードが11ポイントに小幅縮小した。ガーディアン紙に調査結果が掲載された。1週間前のICM/ガーディアン紙の調査では保守党のリードは12ポイントだった。最新の調査では、保守党の支持率は45%と、前回調査時から変わらなかった。一方、労働党の支持率は34%と、1ポイント上昇した。

6月5日、ユーガブの世論調査

ロイター通信によると、ユーガブが5日に公表した世論調査によると、6月8日に実施される英総選挙(下院、定数650)では、メイ首相率いる保守党が305議席を獲得すると見込まれている。ただ、過半数には21議席足りない見通し。

メイ首相が4月に総選挙前倒しの意向を示した時、保守党は330議席確保していた。ユーガブが3日に公表した調査では、保守党の議席数予想は、308議席だった。野党労働党は、268議席確保する見通しで、3日時点の予想(261議席)から増加した。

6月6日、ユーガブの世論調査

ロイター通信によると、ユーガブが6日に公表した世論調査によると、6月8日に実施される英総選挙(下院、定数650)では、メイ首相率いる与党・保守党が304議席を獲得すると見込まれている。ただ、過半数には22議席足りない見通し。

6月7日、英紙タイムズ、ユーガブの世論調査

英紙タイムズと調査会社ユーガブが実施した最新の世論調査では、メイ首相率いる与党・保守党の支持率は42%と、労働党を7ポイントリードしている。保守党の支持率は42%と、3日時点から変わらなかった。一方、労働党の支持率は3ポイント低下し、35%となった。
ユーガブは保守党が議席数を上積みして過半数を維持すると見込んでいる。ロイター通信が引用して伝えた。

となっています。

 

イギリス総選挙前のポンドの動き まとめ

ポンド円は、6月8日開催の英国議会選挙での与党保守党の圧勝見通しが後退 したことに関する影響が続いており、5月31日の朝6時半ごろポンド円はイギリス総選挙に関する「英保守党、過半数に16議席届かない可能性との報道」では、1円近い急落で、141円台をつけた後も軟調。

世論調査では英国議会選挙は与党保守党リード半減 という厳しい状況となり、もし、イギリス総選挙で保守党が勝利しても保守党が単独過半数を取れない場合、メイ首相の求心力低下が予想され政局不安からのポンド安が予想 されていました。

今後のポンド相場の見通し

これまで私は、6月8日のイギリス総選挙の結果前に仕掛けるのはギャンブル性が高くハイリスク と言ってきました。

8日に投開票されたイギリス総選挙は、テリーザ・メイ首相が解散総選挙を発表した4月時点の世論調査では首相率いる保守党の圧勝が予想されていましたが、ほぼ開票が終了した段階で 保守党の獲得議席が過半数を割り込み「ハングパーラメント」となることが確定しました。

英国のテリーザ・メイ首相は9日、北アイルランドの民主統一党(DUP)との連立で「理解」を得たとのこと。つまりこれで、DUPの10議席と合わせれば、定数650の議会下院で過半数に届くということです。

しかし、政府はこの状況では強力な決断を下すことができず、今後の政局には大きな困難が予想されます。このような要因から、イギリス総選挙が終わった現在、ポンド安の流れとなっています。

ポンド投資戦略 ポンド/ドルの売りに注目 目標1.2100ドル

今後のポンドの投資戦略としては、ポンド円で売りを建玉しても良いですが、私のおすすめは「ポンド/ドル」の売りです。ポンド安の勢いが強く、長期的には米国の利上げ期待などから「ドル高」の期待も高い今、「ポンド/ドル」の売りがおすすめです

1.2500ドルを目指すという声が市場に出ていますが、私の予想は1.2100ドルです。

スワップも豪ドル円と同じぐらいあり中長期の保持にもおすすめ。是非、注目してみて下さい。

 

【まとめ】ポンド安へ イギリス総選挙結果は保守党過半数割れポンド下落

イギリス総選挙の結果は、保守党の過半数割れ「ハング・パーラメント」でした。

予想通り、この後のポンド相場は下落が予想されます。株式相場からも英国の明るさを語る材料は出てきてないため長期的にポンド/ドルの売りを持つには良いタイミングかも知れません。

とは言っても、相場の上げ下げはありますので良いタイミングを狙って仕掛けてみてくださいね。

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