ポンド142円 為替相場に英中銀サプライズで3円高

英中銀

15日の欧州市場では英中銀によるサプライズでポンド円は142円台に突入、一気に3円高となった。

今回の英イングランド銀行によるサプライズの内容と、ポンド為替相場の急変動について詳しく解説します。



為替相場に英中銀サプライズでポンド高

15日の海外マーケットは、日本時間午後8時、欧州で英中銀が金融政策委員会で現状維持を決定したものの、前回まで利上げに投票していたのは1人の委員だったのが、今回は2人増えて3人になったことを好感しサプライズでポンド高となった。

06月16日 09時10分 [15日の海外マーケット概観] ポンド急騰をきっかけにドル円が買い戻し基調に、ドル円は111円近くまで上昇

15日の海外マーケットは、日本時間午後8時、欧州で英中銀が金融政策委員会で現状維持を決定したものの、5対3と、予想外の結果で決まった。

前回まで利上げに投票していたのは1人の委員だったが、今回は2人増えて3人に。この意外な投票内容が伝えられたのをきっかけにポンドが急騰、ポンド買い・円売りが、それまで比較的静かだったドル円に波及した形で上げ基調が続いた。

ニューヨーク市場では、欧米株安の中でも円買いにはつながらず、後半は、米10年国債利回りの上昇もあってドル円は111円近くまで跳ね上がった。

出典:FXニュースレター

為替相場は英イングランド銀行のサプライズでポンド高ドル安

中央銀行発のサプライズは最近珍しくなった。そのため今回の英イングランド銀行のように、実際に意表を突かれた場合、英国内だけではなく海外でもサプライズが広がり為替相場の急変動につながった。

要因は金融政策委員会(MPC)内での意見の分かれ方だった。

政策金利は0.25%に据え置かれ、その他の金融政策にも変更はなかった。しかし0.25%の利上げを支持したMPC委員が前月にはたった1人だったのが、3人に増えた。これがポンドの成長期待をあおりポンド高につながった。

06月16日 02時13分 DJ-【コラム】英中銀のサプライズ、海外投資家への警鐘に

――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」
 
 中央銀行発のサプライズは最近珍しくなった。そのため今回の英イングランド銀行のように、実際に意表を突かれた場合は注目に値する。英国内だけではなく、海外でも。
 
 ショックの原因は金融政策委員会(MPC)内での意見の分かれ方だ。政策金利は0.25%に据え置かれ、その他の金融政策にも変更はなかった。しかし0.25%の利上げを支持したMPC委員が前月にはたった1人だったのが、3人に増えた。欧州連合(EU)からの離脱に伴う政治・経済面の先行き不透明感を踏まえると予想外の事態だ。ポンド相場と英国債利回りは上昇した。
 
 5月のインフレ率はイングランド銀行が目指す2%を大幅に上回る2.9%となり、不安感が生まれている。同行は以前にも緩和的な金融政策を続けたままインフレ高進を乗り切ったことがある。物価上昇ペースが5%を超えた2011年がその顕著な例だ。だが現在は状況が違う。景気の回復は既に長く続いており、失業率も当時より大幅に低い。そのためMPC議事録によると、目標を超えるインフレに対するイングランド銀行の寛容さは低下している。物価高の原因がポンドの急落にあり、中銀として簡単に対応できるものではない点は気掛かりだが。
 
 イングランド銀行の利上げがまだ確実視するにほど遠いことは確かだ。これまでにも意見の違いは存在し、利上げを主張する委員のうちクリスティン・フォーブス氏は今月退任する。議事録では賃金上昇率が引き続き抑制され、景気回復のけん引役だった個人消費が振るわなくなっていることへの懸念も示された。
 
 英国の資産で言えば、ポンドには味方が見つかった。政治が依然として不安定な相場変動の原因となっている中でも、投資家はもはや、イングランド銀行が永久に金融政策を据え置くとのんきに信じ続けるわけにはいかない。イングランド銀行が他の中銀と同様、世界経済の勢いが増したという見解にくみしつつあるということが全体としてのメッセージだ。これも中銀が市場を全力で支えた時期が今や終わりを迎えたしるしと言える。

出典:Dow Jones

今後のポンド為替相場予想

これまで私は、6月8日の選挙結果前に仕掛けるのはギャンブル性が高くハイリスク と言ってきました。8日に投開票されたイギリス総選挙は、テリーザ・メイ首相が解散総選挙を発表した4月時点の世論調査では首相率いる保守党の圧勝が予想されていましたが、ほぼ開票が終了した段階で 保守党の獲得議席が過半数を割り込み「ハングパーラメント」となることが確定しました。

英国のテリーザ・メイ首相は9日、北アイルランドの民主統一党(DUP)との連立で「理解」を得たとのこと。つまりこれで、DUPの10議席と合わせれば、定数650の議会下院で過半数に届くということです。

しかし、政府はこの状況では強力な決断を下すことができず、今後の政局には大きな困難が予想されます。このような要因から、イギリス総選挙が終わった現在、ポンド安の流れとなっています。

ポンド投資戦略 ポンド/ドルの売りに注目 目標1.2100ドル

今後のポンドの投資戦略としては、ポンド円で売りを建玉しても良いですが、私のおすすめは「ポンド/ドル」の売りです。ポンド安の勢いが強く、長期的には米国の利上げ期待などから「ドル高」の期待も高い今、「ポンド/ドル」の売りがおすすめです。

1.2500ドルを目指すという声が市場に出ていますが、私の予想は1.2100ドルです。

スワップも豪ドル円と同じぐらいあり中長期の保持にもおすすめ。是非、注目してみて下さい。

 

【まとめ】ポンド142円 為替相場に英中銀サプライズで3円高

15日の欧州市場では英中銀によるサプライズでポンド円は142円台に突入し、一気に3円高となった。

要因は金融政策委員会(MPC)内での意見の分かれ方でした。政策金利は0.25%に据え置かれ、その他の金融政策にも変更はなかったのですが、しかし0.25%の利上げを支持したMPC委員が前月にはたった1人だったのが、3人に増えた。これがポンドの成長期待をあおりポンド高につながったようです。

今回の英イングランド銀行のように、実際に意表を突かれた場合、英国内だけではなく海外でもサプライズが広がりポンド為替相場の急変動につながりました。

ポンド/ドルは1.27ドル後半となっており、長期的な投資には魅力的な相場だと思います。

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