オーストラリアドル下落 2018年は政策金利1.50%据え置きか?

オーストラリア政策金利

オーストラリア準備銀行(中央銀行)は1日、政策金利であるオフィシャルキャッシュレートの誘導目標を予想通り1.50%で据え置いた。このところ住宅関連の経済指標が軟調なため、2019年まで金利を据え置くのではないかとの懸念が強まっています。

 

【追記】2018年7月4日



オーストラリア(豪ドル)いつ利上げ?2018年は政策金利据え置きか?

オーストラリア準備銀行(中央銀行)は、政策金利を1.50%で据え置いた。さらに、少なくとも2019年半ばまで金融引き締めには動かないとする市場の予測が正しいことを認めました。

 → オーストラリア(豪ドル)いつ利上げ?2018年は政策金利据え置きか?

オーストラリア(豪ドル)いつ利上げ?2018年は政策金利据え置きか?

 

オーストラリアドル下落 豪中銀総裁発言が原因

中銀のフィリップ・ロウ総裁は「低金利は引き続きオーストラリア経済を下支えしている。失業率のさらなる低下や、インフレ率が目標水準まで回復することが見込まれるが、そのペースは緩やかになる見通しだ」と述べた。

金融市場は19年半ばの利上げを織り込んでいるが、一部のエコノミストは、軟調な住宅市場を背景に中銀が金利をより長い期間据え置く可能性があるとみている。

また、オーストラリアで来年に総選挙が予定されていることも企業や消費者にとって先行き不透明感の要因になり、経済活動の勢いをそぐ可能性があるとの指摘も出ています。

豪中銀、政策金利据え置き

 オーストラリア準備銀行(中央銀行)は1日、政策金利であるオフィシャルキャッシュレートの誘導目標を予想通り1.50%で据え置いた。このところ住宅関連の経済指標が軟調なため、2019年まで金利を据え置くのではないかとの懸念が強まっている。

 中銀は2016年8月に政策金利を1.50%に引き下げて以降、金利を据え置いている。

 中銀のフィリップ・ロウ総裁は「低金利は引き続きオーストラリア経済を下支えしている。失業率のさらなる低下や、インフレ率が目標水準まで回復することが見込まれるが、そのペースは緩やかになる見通しだ」と述べた。

 金融市場は19年半ばの利上げを織り込んでいるが、一部のエコノミストは、軟調な住宅市場を背景に中銀が金利をより長い期間据え置く可能性があるとみている。

出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)

豪中銀の金利据え置き、長引くとの見方も

 オーストラリア準備銀行(RBA 中央銀行)は1日、予想通り政策金利を1.5%に据え置いた。また、今年と来年の国内総生産(GDP)は引き続き堅調な伸びとなるとの見通しを示した。
 
 しかし、疑いを差し挟む向きもある。住宅価格の大幅な下落の可能性を指摘し、景況感や消費、成長率に悪影響が及ぶとみるエコノミストもいる。また銀行業界に対する調査の結果、銀行の融資姿勢が保守化し投資にブレーキが掛かる可能性もある。いずれのシナリオも、RBAが予想より長期にわたり金利を据え置くという見方につながる。

出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)

豪中銀のGDP予測、楽観的過ぎる=ウエストパック

 オーストラリア準備銀行(中央銀行)は2018年と19年の国内総生産(GDP)成長率を、3%をやや上回る水準と予想している。だが一部では、そうした楽観的な見方は間違いだと指摘されている。

 ウエストパックのチーフエコノミスト、ビル・エバンズ氏は、所得の伸び悩みや低い貯蓄水準といった個人消費の制約要因のため、18年と19年のGDP成長率は3%に届かないとの見解を示した。

 エバンズ氏は、オーストラリアで来年に総選挙が予定されていることも企業や消費者にとって先行き不透明感の要因になり、経済活動の勢いをそぐ可能性があると指摘した。

出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)

オーストラリアドル相場 急落の可能性が浮上?

オーストラリアドルは今年さらに上昇する可能性がある要因として、世界経済が同時成長の様相を一段と強める中で世界の投資家の心理が上向いていることや、なかなか下げ止まらない米ドル相場などが挙げられます。

しかしながら、オーストラリア(豪ドル)は0.800米ドル台に推移し、買われ過ぎ感が出始めているようです。

今後、アメリカでは利上げペースが速まる予想、世界的な債券利回りの上昇、世界各国市場のボラティリティー(変動率)の上昇、中国の信用引き締め、オーストラリア住宅市場の軟化、オーストラリアの政治サイクルなどがオーストラリアドル(豪ドル)市場に大きな影響を与えそうだと市場では予想されています。

直近では、ドル安の流れが、ドル高に変わったタイミングで、豪ドル相場が下落トレンドに推移する可能性が高いと予想します。

豪中銀は豪ドル高を警戒

スティーブ・ムニューシン米財務長官が米ドル安を支持する発言をしたことを受け、オーストラリアドルは1%程度上昇し、現在は1豪ドル=0.8054米ドル近辺で推移しました。これが国際商品(コモディティー)価格にも波及し、オーストラリアへの影響が一段と大きくなっています。

このため、オーストラリア準備銀行(中央銀行)は、豪ドル高への警戒を強めると予想されます。中銀はインフレと経済成長の加速を目指していますが、豪ドル高は目標達成を難しくします。

同中銀は豪ドルの一段の上昇をマイナスと考えているが、豪ドルはこのところ中銀の思惑通りには推移していません。

オーストラリアドル推移予想 豪ドル安の可能性が急浮上?

最近のオーストラリアドル(豪ドル)相場は、米ドルのファンダメンタルズから懸け離れた過剰な米ドル売りの影響で、オーストラリアドル(豪ドル)が連れ高相場となっています。これには豪中銀も警戒を強めています。
(オーストラリア経済の見通しについては、下記の記事を参考にしてみて下さい。)
 → オーストラリア経済の2017年現状と2018年の見通しは?

このように、現在のオーストラリアドル(豪ドル)高相場は、オーストラリア経済のファンダメンタルズを正しく反映したものでは無く、強いドル安の影響で材料なしでもオーストラリアドル(豪ドル)高は続いています。

つまり、どういうことか、チャートを見ながら長期見通しとあわせて具体的に説明したいと思います。

下の「オーストラリアドル(豪ドル)/米ドル」チャートを見て下さい。
オーストラリアドル(豪ドル)相場はこれまでの高値である昨年の2016年4月21日「0.78341」を一気に突き抜けて、2018年1月26日に「0.81353」を突破しました。

豪ドル米ドルチャート

ここ最近の急上昇は明らかに、過剰なドル売りによる「ドル安」の影響で「オーストラリアドル(豪ドル)」高となっています。

オーストラリアドル高から、米ドル高の見通しへ

オーストラリアドル(豪ドル)が、対米ドルで約2年ぶり高値を更新する中、オーストラリア準備銀行(中央銀行)はオーストラリアドル(豪ドル)高が経済成長を抑制する可能性があるとし警戒感を強めており、市場ではオーストラリア準備銀行(中央銀行)によるオーストラリアドル(豪ドル)への口先介入があるのでは?という見通しが出ています。

現在のところは、オーストラリアドル(豪ドル)高となっている為替は問題となってはいないようですが、今後さらにドル安が加速し、さらにオーストラリアドル(豪ドル)高が進むようだと問題化する可能性があり、これ以上のオーストラリアドル(豪ドル)高/米ドル安となると、オーストラリア準備銀行(中央銀行)による口先介入があるかもしれません。

市場でも、オーストラリアドル(豪ドル)は買われすぎ…。という声が出てきており、今後、ドル買いの流れになったタイミングで、一気に「オーストラリアドル(豪ドル)安/米ドル高」の相場になるとの見通しです。
 → こちらに「今後のドル高予想とその理由」をまとめましたので、併せて読むとわかりやすいと思います。

オーストラリアドル(豪ドル)円 相場推移予想と見通し

今後は、オーストラリアドル(豪ドル)安/米ドル高の相場見通しの中、オーストラリアドル(豪ドル)円のチャートを見てみましょう。

豪ドル安 米ドル高の相場見通しの中、豪ドル円のチャートを見てみましょう。買い時はいつでしょうか?

豪ドル円チャート

豪ドル円の見通しとしては、今後は85円近辺を底値として、高値は徐々に90円台を更新しながら切り上げ、92円程度のレンジ相場の見通しです。

上図のチャートの補助線(黄色い2本の線)の流れで行くと、将来は、

  • 100円を目指す上抜け
  • 75円を目指す下抜け

のいずれかとなる時期が来そうですが、現時点では予想がつきません。おそらく2018年の下期にトレンド見えてくるかもしれません。

当面の見通しは、85円近辺の底値をつけるまで下落トレンドだと思いますので、今後、安値のタイミングで、オーストラリアドル(豪ドル)円の買いをおすすめします。ですので、しばらくの間、オーストラリアドル(豪ドル)円相場に関しては、お休みというのが私の戦略です。
 → オーストラリアドル円の今後の見通しは下落相場のため買いは危険?

【まとめ】オーストラリア中銀 2018年は政策金利1.50%据え置きか?

オーストラリア準備銀行(中央銀行)は1日、政策金利であるオフィシャルキャッシュレートの誘導目標を予想通り1.50%で据え置いた。

このところ住宅関連の経済指標が軟調なため、2018年から2019年までは政策金利を据え置くのではないかとの懸念が強まっています。

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