オーストラリア経済の2017年現状と2018年の見通しは?

オーストラリア経済

オーストラリア経済の2017年の現状2018年の見通しについて、まとめました。



■ オーストラリア経済の2017年現状

オーストラリア経済は、2017年現在、26年連続の国内総生産(GDP)の成長を達成していますが、国内の経済状況を見まわしてみると、大きなオーストラリア経済の問題点として、「家計のバランスシートの圧迫」に直面しています。

そのため、オーストラリア経済が世界的に見られるリフレーションから孤立しているのです。

実際に、オーストラリア準備銀行(中央銀行)は、オーストラリアの住宅市場が減速し、住宅建設がピークを付けたことを示す一段と明確な証拠を目の当たりにし、終わりのない債務の膨張に「うんざりしている」と言われています。

■雇用や投資は伸びていないオーストラリア経済

資源相場の上昇で鉱業会社の利益は最近押し上げられていますが雇用や投資にはほとんど効果が出ていません

これがオーストラリア経済の成長抑制につながっています。

■インフレ率低迷で、利上げは据え置き

そして、オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は11月7日、金融政策理事会で政策金利(キャッシュレート)を1.5%に据え置きました

背景には、労働市場が活況を呈し、世界経済が力強さを増しているにもかかわらず、オーストラリア経済においてインフレ率の低迷が続いていることがあります。

オーストラリアの政策金利は2016年8月以来、変わっておらず、RBAは短期的に中立姿勢を維持するとの見方が大勢です。

RBAのフィリップ・ロウ総裁は7日、「引き続き低金利がオーストラリア経済を支えている」とし、「入手可能な情報を考慮した結果、金融政策スタンスの維持は持続可能な経済成長とインフレ目標の達成に見合うと判断した」と述べています。

■オーストラリアドル(豪ドル)高が経済に悪影響

2017年の夏ごろから、オーストラリアドル(豪ドル)高が、オーストラリア経済の成長とインフレ見通しの双方にとって大きなリスクとなることをオーストラリア準備銀行(中央銀行)が本格的に懸念しています。

簡単に言ってしまえば、オーストラリアドル(豪ドル)高が、オーストラリア経済の成長に悪影響となる可能性があるということです。

今後も豪ドルの上昇トレンドがさらに続いた場合、利上げ時期が後ずれし、再び利下げが議題にのぼる可能性もあるとの見通しを示しています。

豪中銀、オーストラリアドル高を本格的に懸念

為替投資顧問会社アンプリファイング・グローバルFXキャピタル(AmpGFX)のチーフエコノミスト、シェーン・オリバー氏は、オーストラリアドル高が同国の経済成長とインフレ見通しの双方にとって大きなリスクとなることをオーストラリア準備銀行(中央銀行)が本格的に懸念していると指摘する。

 同社は、準備銀行が当面政策金利を据え置き、来年末に利上げを実施すると予想しているが、豪ドルの上昇トレンドがさらに続いた場合、事実上の金融引き締めとなるため、さらに利上げ時期が後ずれし、再び利下げが議題にのぼる可能性もあるとの見方を示した。

 ただ、シドニーやメルボルンでの不動産価格の上昇が続いていることは、当然ながら反対方向への力として働く可能性もあるとも指摘した。

出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)

■オーストラリア経済の2018年見通し

では、オーストラリア経済の来年2018年の見通しはどうでしょうか?

米連邦準備制度理事会(FRB)やカナダ銀行、イングランド銀行など世界の中銀の多くは、自国経済が勢いを取り戻すにつれて金利を引き上げていますが、オーストラリアの経済指標はまだら模様であるため、オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は今のところ利上げを実行できていません。ちなみに、オーストラリアの政策金利は2016年8月以来、変わっていません。

RBAは10日に新しい経済見通しを発表するが、RBAは向こう1年間でインフレ率予測を引き下げるとの見方が広がっていますが、ロウ総裁は7日、同行の中心的な予想はインフレ率が徐々に上向くというものだと改めて述べました。

しかしながら、一般的な見通しとして、来年2018年もGDP成長率が3%以下基調インフレ率が2%以下にとどまれば、RBAは恐らく2019年後半まで利上げしないだろうと予想されます。

豪中銀、政策金利を据え置き インフレ率の低迷続く

 【シドニー】オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は7日、金融政策理事会で政策金利(キャッシュレート)を1.5%に据え置いた。背景には、労働市場が活況を呈し、世界経済が力強さを増しているにもかかわらず、インフレ率の低迷が続いていることがある。

 オーストラリアの政策金利は2016年8月以来、変わっておらず、RBAは短期的に中立姿勢を維持するとの見方が大勢だ。

 RBAのフィリップ・ロウ総裁は7日、「引き続き低金利がオーストラリア経済を支えている」とし、「入手可能な情報を考慮した結果、金融政策スタンスの維持は持続可能な経済成長とインフレ目標の達成に見合うと判断した」と述べた。

 米連邦準備制度理事会(FRB)やカナダ銀行、イングランド銀行など世界の中銀の多くは、自国経済が勢いを取り戻すにつれて金利を引き上げているが、オーストラリアの経済指標はまだら模様であるためRBAは今のところ進退きわまっている。
 
 RBAは10日に新しい経済見通しを発表する。RBAは向こう1年間でインフレ率予測を引き下げるとの見方が広がっているが、ロウ総裁は7日、同行の中心的な予想はインフレ率が徐々に上向くというものだと改めて述べた。

出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)

豪経済、世界的なリフレーションから孤立

 JPモルガンのチーフエコノミスト、サリー・オールド氏はオーストラリア経済が世界的に見られるリフレーションから孤立しているのは、26年連続の国内総生産(GDP)の成長を経て家計のバランスシートが圧迫されているためだと指摘した。

 オールド氏は、オーストラリア準備銀行(中央銀行)も実際、終わりのない債務の膨張に「うんざりしている」とした。

 資源相場の上昇で鉱業会社の利益は最近押し上げられているが、雇用や投資にはほとんど効果が出ていない。オールド氏は、これがオーストラリア経済の成長抑制の筋書きにつながっているとの見方を示した。

出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)

■オーストラリアドル(豪ドル)の見通しは?

最近の豪ドル相場は、米ドルのファンダメンタルズから懸け離れた過剰な米ドル売りの影響で、豪ドルが弱いオーストラリア経済の指標がある中にもかかわらず、連れ高相場となっています。これには豪中銀も警戒を強めています。

つまり、現在の豪ドル高相場は、オーストラリア経済のファンダメンタルズを正しく反映したものでは無く、強いドル安の影響で材料なしでも豪ドル高が続いている状況です。

どういうことかと言うと、チャートを見ながら具体的に説明したいと思います。
下の「豪ドル米ドル」チャートを見て下さい。

 

【追記】2018年8月17日

オーストラリアドル/米ドル 相場予想

オーストラリアドル(豪ドル)相場はこれまでの高値である昨年の2016年4月21日「0.78341」を一気に突き抜けて、2018年1月26日に「0.81353」を突破しました。

しかしながら、その後はオーストラリアのファンダメンタルズを反映しついに、0.72米ドルまで下落。2018年に入って安値を更新し続けています。

今後のトレンドは、上昇トレンドになるのか、それとも引き続き下落トレンドが続くのか?予想が難しい状況です。

豪ドル米ドル日足チャート

オーストラリアドル(豪ドル)円 相場予想

下の「オーストラリアドル(豪ドル)円」チャートを見て下さい。

80円の安値を下値としたレンジ相場となっています。

今後のトレンドは、89円~90円の高値を目指した上昇トレンドになるのか?それとも、75円を目指す下落トレンドになるのか?予想が難しいところです。

豪ドル円日足チャート

 

【追伸】2018年10月11日

■豪ドル/米ドル 0.70米ドルが底値か?2018年の年末は0.72米ドルの見通し…

オーストラリア(豪ドル)/米ドルが、0.70米ドルを底値とし、2018年の年末には0.72米ドルになるのでは?という見通しが出ています。

 → 豪ドルは0.70米ドルが底値か?2018年の年末は0.72米ドルの見通し

豪ドルは0.70米ドルが買い時か?2018年の年末は0.72米ドルの見通し

 

【追記】2018年11月2日

■豪ドル2019年の中長期見通し 0.68米ドルで反転し豪ドル高へ

豪ドル/米ドル日足チャート

今後、豪ドル/米ドル相場は、0.6800米ドルに向かって下落した後、チャート上のトレンド転換期を迎え、2019年1月頃には豪ドル高トレンドになるのではないか?と予想します。

■2018年は豪ドル安が続く見通し

2018年に入って安値を更新し続けている豪ドル/米ドルは、0.70209ドルの安値を10/26につけています。
 → オーストラリアドル(豪ドル)円の長期見通しは0.70米ドルまで下落?

オーストラリアドル(豪ドル)円の長期見通しは0.70米ドルまで下落?

近々0.70米ドルを割るとの声も市場に出ています。

 → オーストラリア(豪ドル)/米ドル 2年6カ月ぶり安値0.70ドル台へ

オーストラリア(豪ドル)/米ドル 2年6カ月ぶり安値0.70ドル台へ

■オーストラリアドル(豪ドル)円  2019年中長期見通し

「オーストラリアドル(豪ドル)円」は高値90円から78円の安値を下値とした下落トレンドの相場となっています。

豪ドル円日足チャート

豪ドル円の見通しとしては、今後は81円台を高値として、2019年1月頃に安値76円台をつけてから、2019年の中長期見通しとしては豪ドル高トレンドに転換する見通しです。
 → 豪ドル円2019年の中長期見通し 76円で反転し豪ドル高へ

豪ドル円2019年の中長期見通し 76円で反転し豪ドル高へ

 

【まとめ】オーストラリア経済の2017年現状と2018年の見通しは?

オーストラリア経済は、2017年現在、26年連続の国内総生産(GDP)の成長を達成していますが、国内の経済状況を見まわしてみると、大きなオーストラリア経済の問題点として「家計のバランスシートの圧迫」に直面しています。

実際に、オーストラリア準備銀行(中央銀行)は、オーストラリアの住宅市場が減速し、住宅建設がピークを付けたことを示す一段と明確な証拠を目の当たりにし、終わりのない債務の膨張に「うんざりしている」と言われています。

雇用や投資は伸びていないオーストラリア経済

資源相場の上昇で鉱業会社の利益は最近押し上げられていますが雇用や投資にはほとんど効果が出ていません。これがオーストラリア経済の成長抑制につながっており、オーストラリア経済はインフレ率の低迷が続いています。

オーストラリアの政策金利は2016年8月以来、変わっておらず、利上げは行われておりません。

オーストラリアドル(豪ドル)高が経済に悪影響

さらに、2017年の夏ごろから、オーストラリアドル(豪ドル)高が、オーストラリア経済の成長とインフレ見通しの双方にとって大きなリスクとなることをオーストラリア準備銀行(中央銀行)が本格的に懸念しています。

簡単に言ってしまえば、オーストラリアドル(豪ドル)高が、オーストラリア経済の成長に悪影響となる可能性があるということです。

今後も豪ドルの上昇が続くと、利上げ時期が後ずれし、再び利下げが議題にのぼる可能性があります

オーストラリア経済の2018年見通し

では、オーストラリア経済の来年2018年の見通しはどうでしょうか?

一般的な見通しとして、来年2018年もGDP成長率が3%以下基調インフレ率が2%以下にとどまれば、RBAは恐らく2019年後半まで利上げしないだろうと予想されます。

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