オーストラリアドルが米ドルに対して4カ月半ぶり安値更新

オーストラリアドル米ドル

2018年4月30日の外国為替市場で、オーストラリアドルが米ドルに対して0.7550米ドルを割り込み4カ月半ぶりの安値を更新しました。



オーストラリアドル下落 豪中銀総裁発言が原因

 オーストラリア・コモンウェルス銀行(CBA)の外為部門グローバルヘッド、リチャード・グレース氏はその理由として、米ドルの上昇に加え、世界経済の成長の一服感が強まっていることを挙げています。

 市場では、オーストラリア準備銀行(中央銀行)が日本時間5月1日午後1時30分に予定している金融政策の発表に注目が集まっています。

豪ドル、対米ドルで4カ月半ぶり安値更新

 4月30日の外国為替市場で、オーストラリアドルが米ドルに対して0.7550米ドルを割り込み、4カ月半ぶりの安値を更新した。

 オーストラリア・コモンウェルス銀行(CBA)の外為部門グローバルヘッド、リチャード・グレース氏はその理由として、米ドルの上昇に加え、世界経済の成長の一服感が強まっていることを挙げた。

 市場では、オーストラリア準備銀行(中央銀行)が日本時間1日午後1時30分に予定している金融政策の発表に注目が集まっている。グレース氏は新たな情報の発表を見込んでいるが、中銀は世界の経済活動の減速を認めるかもしれないと述べた。

 そうなれば、豪ドルに対する下押し圧力が増す恐れがある。なぜなら、世界経済の成長減速が中銀の利上げ時期にどのような意味を持つか意識されるからだ。

出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)

豪ドルの悪材料山積=アクシトレーダー 

 オーストラリア準備銀行(中央銀行)は日本時間午後1時30分に発表する政策判断で、政策金利を過去最低の1.5%に据え置くと広く予想されている。同金利は2016年半ば以降、現行水準に維持されている。

 それでも、インフレに対する準備銀の見方が改善したかを見極めるため、市場は政策声明に注目するだろう。

 1-3月期のコア消費者物価指数(CPI)は前年同期比2%上昇となり、一部のエコノミストは準備銀が4日公表の四半期金融政策報告で年末のCPI見通しを上方修正すると予想している。

 だが、世界の経済成長を示す各種指標が低迷の様相を見せ始めているほか、国内失業率が期待していたほど低下していないなど、マイナス材料もある。準備銀は18年半ばの失業率予想を5.25%から5.5%に引き上げる可能性がある。

出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)

オーストラリアドル相場 急落の可能性が浮上?

オーストラリアドルは今年さらに上昇する可能性がある要因として、世界経済が同時成長の様相を一段と強める中で世界の投資家の心理が上向いていることや、なかなか下げ止まらない米ドル相場などが挙げられます。

しかしながら、オーストラリア(豪ドル)は0.800米ドル台に推移し、買われ過ぎ感が出始めているようです。

今後、アメリカでは利上げペースが速まる予想、世界的な債券利回りの上昇、世界各国市場のボラティリティー(変動率)の上昇、中国の信用引き締め、オーストラリア住宅市場の軟化、オーストラリアの政治サイクルなどがオーストラリアドル(豪ドル)市場に大きな影響を与えそうだと市場では予想されています。

直近では、ドル安の流れが、ドル高に変わったタイミングで、豪ドル相場が下落トレンドに推移する可能性が高いと予想します。

豪中銀は豪ドル高を警戒

スティーブ・ムニューシン米財務長官が米ドル安を支持する発言をしたことを受け、オーストラリアドルは1%程度上昇し、現在は1豪ドル=0.8054米ドル近辺で推移しました。これが国際商品(コモディティー)価格にも波及し、オーストラリアへの影響が一段と大きくなっています。

このため、オーストラリア準備銀行(中央銀行)は、豪ドル高への警戒を強めると予想されます。中銀はインフレと経済成長の加速を目指していますが、豪ドル高は目標達成を難しくします。

同中銀は豪ドルの一段の上昇をマイナスと考えているが、豪ドルはこのところ中銀の思惑通りには推移していません。

オーストラリアドル推移予想 豪ドル安の可能性が急浮上?

最近のオーストラリアドル(豪ドル)相場は、米ドルのファンダメンタルズから懸け離れた過剰な米ドル売りの影響で、オーストラリアドル(豪ドル)が連れ高相場となっています。これには豪中銀も警戒を強めています。
(オーストラリア経済の見通しについては、下記の記事を参考にしてみて下さい。)
 → オーストラリア経済の2017年現状と2018年の見通しは?

このように、現在のオーストラリアドル(豪ドル)高相場は、オーストラリア経済のファンダメンタルズを正しく反映したものでは無く、強いドル安の影響で材料なしでもオーストラリアドル(豪ドル)高は続いています。

つまり、どういうことか、チャートを見ながら長期見通しとあわせて具体的に説明したいと思います。

下の「オーストラリアドル(豪ドル)/米ドル」チャートを見て下さい。
オーストラリアドル(豪ドル)相場はこれまでの高値である昨年の2016年4月21日「0.78341」を一気に突き抜けて、2018年1月26日に「0.81353」を突破しました。

豪ドル米ドルチャート

ここ最近の急上昇は明らかに、過剰なドル売りによる「ドル安」の影響で「オーストラリアドル(豪ドル)」高となっています。

オーストラリアドル高から、米ドル高の見通しへ

オーストラリアドル(豪ドル)が、対米ドルで約2年ぶり高値を更新する中、オーストラリア準備銀行(中央銀行)はオーストラリアドル(豪ドル)高が経済成長を抑制する可能性があるとし警戒感を強めており、市場ではオーストラリア準備銀行(中央銀行)によるオーストラリアドル(豪ドル)への口先介入があるのでは?という見通しが出ています。

現在のところは、オーストラリアドル(豪ドル)高となっている為替は問題となってはいないようですが、今後さらにドル安が加速し、さらにオーストラリアドル(豪ドル)高が進むようだと問題化する可能性があり、これ以上のオーストラリアドル(豪ドル)高/米ドル安となると、オーストラリア準備銀行(中央銀行)による口先介入があるかもしれません。

市場でも、オーストラリアドル(豪ドル)は買われすぎ…。という声が出てきており、今後、ドル買いの流れになったタイミングで、一気に「オーストラリアドル(豪ドル)安/米ドル高」の相場になるとの見通しです。
 → こちらに「今後のドル高予想とその理由」をまとめましたので、併せて読むとわかりやすいと思います。

オーストラリアドル(豪ドル)円 相場推移予想と見通し

今後は、オーストラリアドル(豪ドル)安/米ドル高の相場見通しの中、オーストラリアドル(豪ドル)円のチャートを見てみましょう。

豪ドル安 米ドル高の相場見通しの中、豪ドル円のチャートを見てみましょう。買い時はいつでしょうか?

豪ドル円チャート

豪ドル円の見通しとしては、今後は85円近辺を底値として、高値は徐々に90円台を更新しながら切り上げ、92円程度のレンジ相場の見通しです。

上図のチャートの補助線(黄色い2本の線)の流れで行くと、将来は、

  • 100円を目指す上抜け
  • 75円を目指す下抜け

のいずれかとなる時期が来そうですが、現時点では予想がつきません。おそらく2018年の下期にトレンド見えてくるかもしれません。

当面の見通しは、85円近辺の底値をつけるまで下落トレンドだと思いますので、今後、安値のタイミングで、オーストラリアドル(豪ドル)円の買いをおすすめします。ですので、しばらくの間、オーストラリアドル(豪ドル)円相場に関しては、お休みというのが私の戦略です。 → オーストラリアドル円の今後の見通しは下落相場のため買いは危険?

オーストラリアドル(豪ドル)円はしばらく「休み相場」? 

オーストラリアドル(豪ドル)円はスワップが高いので投資の考え方として、オーストラリアドル(豪ドル)円は高いスワップ狙いで長期運用をするのががおすすめです。

現時点で、オーストラリアドル(豪ドル)円のスワップは

  • オーストラリアドル(豪ドル)円 買い 47円

です。

実際に私がオーストリアドル(豪ドル)円を3ヶ月間保有して、スワップが合計いくらの収入になったのか?をまとめた実践記はこちらです。
 → 豪ドル円を3ヶ月間持っていた結果。スワップの合計は?買い時は?

しかし、予想としては、当面はオーストラリアドル(豪ドル)円の上昇が厳しそうな見通しなので、値ごろ感のある82円近くまでの下落を待ち、そのタイミングでオーストラリアドル(豪ドル)円の買いをすすめるのが良いと思います。

現時点であれば、米ドル円もスワップが高いためおすすめです。

  • 米ドル円 買い 52円
米ドル円の買いがおすすめです。別記事にまとめますので、そちらを読んでみて下さい。
 → ドル円の中長期見通しと投資運用戦略プラン

あと、これは「買い」取引ではないのですが、「売り」であれば、 現時点の相場では、ポンドドルの「売り」がスワップが高くおすすめです。

  • ポンドドル 売り 62円
ポンドドルの売りもおすすめです。別記事にまとめますので、そちらを読んでみて下さい。
 → ポンドドル売り予想 チャート推移から長期見通しはポンドドルの売りで決まり

あと、ユーロドルの「売り」もスワップが高くおすすめです。

  • ユーロドル 売り 76円
ユーロドルの売りもおすすめです。別記事にまとめましたので、こちらを読んでみて下さい。
 → ユーロドルの中長期見通し ユーロドルがおすすめの2つの理由

【まとめ】オーストラリアドル推移予想 豪ドル安の可能性が急浮上?

オーストラリア(豪ドル)は0.800米ドル台に乗せてから買われ過ぎ感が出始めているようです。

今後、アメリカでは利上げペースが速まる可能性、世界的な債券利回りの上昇、世界各国市場のボラティリティー(変動率)の上昇、中国の信用引き締め、オーストラリア住宅市場の軟化、オーストラリアの政治サイクルなどがオーストラリアドル(豪ドル)市場に大きな影響を与えそうです。

直近では、ドル安の流れが、ドル高に変わったタイミングで、豪ドル相場が下落する可能性が高いと予想します。

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