2018年のユーロは波乱の見通し…イタリア選挙とドイツ政権に注目

2018ユーロ見通し

ユーロ圏の2017年は大きく経済成長しましたが、一方で、ユーロ圏の国ごとの経済格差問題は解消されておらず、政治問題も2017年にドイツ、スペイン(カタルーニャ)で国民投票が引き金となり発生しました。

この流れは2018年もイタリア選挙、ドイツ政権の行方へと継続し2018年もユーロは引き続き波乱に満ちた1年となる見通しです。

ユーロの為替相場も想定外に大きく動く見通しです。その理由を詳しく解説します。

 

【追記】2018年2月8日



ドイツ連立協議、合意へ

ドイツのSPDによると、ドイツの連立政権協議は合意に達した。総選挙の実施から4カ月以上たっての合意となった。

メルケル首相率いる保守系のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と、中道左派のドイツ社会民主党(SPD)の交渉メンバーらは、2005年以来となる第3次「大連立」政権の発足に向け合意し、閣僚ポストを分け合うことや政策を盛り込んだ連立合意に署名すると発表した。

02月07日 20時51分 DJ-独二大政党、大連立で合意 総選挙から4カ月半 

 【ベルリン】ドイツの二大政党は7日、今後4年の政策の枠組みと閣僚ポストの配分で合意に達した。アンゲラ・メルケル首相の4選に道が開けた。

 総選挙の実施から4カ月以上たっての合意となった。

 メルケル首相率いる保守系のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と、中道左派のドイツ社会民主党(SPD)の交渉メンバーらは、2005年以来となる第3次「大連立」政権の発足に向け合意し、閣僚ポストを分け合うことや政策を盛り込んだ連立合意に署名すると発表した。

 合意によると財務、外務、社会福祉相のポストをSPDが確保する。SPDは05年の第1次大連立でも財務相ポストを得ていた。ただ省内での責務など詳細は今後変わる可能性がある。

出典:FXニュースレター

 

【追記】2018年2月2日

ドイツ大連立政権誕生か?再選挙の可能性浮上?

日本経済新聞によると、メルケル独首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と第2党、ドイツ社会民主党(SPD)による連立協議が大詰めに入った。対立していた難民の家族の受け入れ問題では妥協にこぎつけたが、医療保険改革や雇用などでなお溝が残る。両党は4日までの合意を目指しているが、もくろみ通りに進むかは微妙な情勢だ。

 協議は4日の決着を目指しているが、5、6日も予備日としており、交渉はもつれることも予想される。大連立協議は2017年9月の連邦議会選挙から続く政治空白を埋める事実上最後のチャンスだ。決裂すれば再選挙の可能性が高まる。

02月02日 18時47分 ドイツ連立協議が大詰め 4日合意目指す 医療・雇用でなお対立=日経

日本経済新聞によると、メルケル独首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と第2党、ドイツ社会民主党(SPD)による連立協議が大詰めに入った。対立していた難民の家族の受け入れ問題では妥協にこぎつけたが、医療保険改革や雇用などでなお溝が残る。両党は4日までの合意を目指しているが、もくろみ通りに進むかは微妙な情勢だ。

 協議は4日の決着を目指しているが、5、6日も予備日としており、交渉はもつれることも予想される。大連立協議は2017年9月の連邦議会選挙から続く政治空白を埋める事実上最後のチャンスだ。決裂すれば再選挙の可能性が高まる。

 公共放送ARDが1日公表した調査によると、SPDの支持率はわずか18%で、戦後最低だった昨年9月の連邦議会選挙の得票率(20.5%)よりさらに下がった。極右、ドイツのための選択肢(AfD)が14%で迫っており、仮に再選挙に踏み切れば、かえって混乱が深まる恐れもある。

出典:FXニュースレター

01月26日 18時12分 独二大政党が正式協議開始 大連立継続へ 最後は党員投票=時事 

時事通信によると、ドイツのメルケル首相率いる保守系のキリスト教民主・社会同盟と中道左派・社会民主党の二大政党は26日、ベルリンで、大連立継続に向けた正式協議を開始した。

社民党員の間には大連立に否定的な見方が根強く、同党幹部は多くの党員が受け入れ可能な連立合意の実現を求められている。協議は2週間程度続く見通し。連立合意がまとまれば、社民党は連立参加の可否を全党員による投票で最終判断することにしている。21日の社民党大会では、正式協議入りの賛成票が全体の56%にとどまる際どい結果となった。最後の党員投票の行方は、連立合意の内容次第とみられている。 

出典:FXニュースレター

 

2018年のユーロは波乱の見通し

 2017年のユーロ相場は上昇し、1.20ドル台を回復した。欧州の株価は上昇し、債券市場もなかなかの調子だった。こうした状況は歓迎すべきだが、果たしてそれで十分なのだろうか。

 欧州中央銀行(ECB)は成長に対する楽観度を強めている。12月にはマリオ・ドラギ総裁が、今の勢いは「衰え知らず」だと述べた。ECBのエコノミストらは目下、17年のユーロ圏経済成長率が2.4%に達したとみている。1年前にはわずか1.7%と想定されていたが、最新の見通しに基づけば07年以来の高成長となる。

ユーロ圏危機の爪痕はまだ残っている…

 だが、景気の回復局面が強まっていることは素晴らしい半面、ユーロ圏を襲った危機の爪痕は残っています。

ユーロ圏全体では失業率が低下したものの、欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)によるとマルタの3.5%からギリシャの20.6%まで幅がある。ユーロ圏の危機が金融市場を混乱に陥れた時期は過ぎ去ったが、埋まらない国ごとの経済格差は根強い問題となっています。

ユーロ圏の経済格差と政治問題…

 一方、ユーロ圏の各国の政治問題に目を向けると、深刻な状況だ。

スペインはカタルーニャ州への対応という厄介な課題に引き続き直面し、9月に総選挙を終えたドイツもいまだに新たな政権を発足させられていない。イタリアでは18年3月上旬の選挙が注目されている。イタリアではユーロに好意的な評価を下した国民が45%にとどまり、40%が否定的な見方を示した。

 今のところ、景気の改善は歓迎され、投資家の楽観的な姿勢は報われ為替のユーロはドルに対して上昇しています。

しかし、ユーロ圏では、国ごとの経済格差問題は解消されておらず、政治問題も2017年にドイツ、スペイン(カタルーニャ)で国民投票が引き金となり発生しています。

この流れは2018年も継続して続くことが考えられ、2018年もユーロは引き続き波乱に満ちた1年となりそうです。

ユーロの為替相場も想定外に大きく動く可能性があります。

01月03日 02時20分 DJ-【コラム】今年のユーロ圏、好材料の維持が課題 

 2017年のユーロ圏経済の好調は、一部のアナリストが皮肉抜きで「ユーロブーム」と呼び始めたほどだ。ユーロ相場は上昇し、1.20ドル台を回復した。欧州の株価は上昇し、債券市場もなかなかの調子だった。こうした状況は歓迎すべきだが、果たしてそれで十分なのだろうか。

 欧州中央銀行(ECB)は成長に対する楽観度を強めている。12月にはマリオ・ドラギ総裁が、今の勢いは「衰え知らず」だと述べた。ECBのエコノミストらは目下、17年のユーロ圏経済成長率が2.4%に達したとみている。1年前にはわずか1.7%と想定されていたが、最新の見通しに基づけば07年以来の高成長となる。2日発表された12月のユーロ圏製造業景況指数(PMI)確報値は統計史上最高の60.6となり、欧州委員会がまとめたユーロ圏景況指数は2000年以来の高水準を記録した。これは18年の幸先の良いスタートにつながる。

 だが、景気の回復局面が強まっていることは素晴らしい半面、ユーロ圏を襲った危機の爪痕は残っている。ドイツの経済規模は07年末時点を約11%上回るが、イタリアはまだ5%下回っている。ユーロ圏全体では失業率が低下したものの、欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)によるとマルタの3.5%からギリシャの20.6%まで幅がある。ユーロ圏の危機が金融市場を混乱に陥れた時期は過ぎ去ったが、埋まらない国ごとの経済格差は根強い問題となっている。

 17年の政治的なリスクは恐れられていたほどではなかった一方、懸念は続く。スペインはカタルーニャ州への対応という厄介な課題に引き続き直面し、9月に総選挙を終えたドイツもいまだに新たな政権を発足させられていない。イタリアでは18年3月上旬の選挙が注目されている。すぐに政治システムへ衝撃が走るというより、迅速な新政権樹立の困難が改革の足かせになりそうなことがリスク要因だ。最新のEU世論調査(ユーロバロメーター)では、単一通貨のユーロを支持するという回答が02年以来の高水準に上ったが、イタリアではユーロに好意的な評価を下した国民が45%にとどまり、40%が否定的な見方を示した。

 今のところ、景気の改善は歓迎され、投資家の楽観的な姿勢は報われた。しかし、ユーロ圏に対する見方の前向きな変化は既に起きた。18年はこの勢いを維持し、17年に積み上がった好評価を損ないかねない悪材料を回避することが課題となる。

出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)

ユーロ為替相場はQE縮小ペース次第?

ラボバンクは向こう半年のユーロ相場について、1ドル=1.20ユーロから1.22ドルへの上昇を見込んでいる。今後もユーロ圏経済が力強さを維持するとの想定に基づく予想だ。

 ラボバンクは、向こう6~8カ月の経済指標が欧州中央銀行(ECB)による量的金融緩和(QE)縮小ペースについての市場の読みを左右すると指摘。「ECBは既にQEを段階的に縮小しており、2019年の利上げも視野に、QEを9月以降に打ち切る可能性がある」との見方を示した。

01月03日 06時30分 DJ-【市場の声】ユーロ、半年で1.22ドルに上昇も=ラボバンク 

 ラボバンクは向こう半年のユーロ相場について、1ドル=1.20ユーロから1.22ドルへの上昇を見込んでいる。今後もユーロ圏経済が力強さを維持するとの想定に基づく予想だ。

 ラボバンクは、向こう6~8カ月の経済指標が欧州中央銀行(ECB)による量的金融緩和(QE)縮小ペースについての市場の読みを左右すると指摘。「ECBは既にQEを段階的に縮小しており、2019年の利上げも視野に、QEを9月以降に打ち切る可能性がある」との見方を示した。

 一方、ドルについては「金融引き締めサイクルに入った主要中銀は米連邦準備制度理事会(FRB)だけでなくなった」とし、利上げはそれほど追い風にならないとみている。

 ユーロはほぼ4カ月ぶり高値の1.2083ドルをつけた後、足元では1.2058ドル近辺で取引されている。

出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)

■2018年のユーロ圏はイタリアで波乱の予感…

 DZ銀行によると、ユーロ圏内のソブリン格付け見通しは「ステーブル」が大半を占めるため、2018年の格付け変更件数は少なくなりそうだ。

 ギリシャ、スペイン、ポルトガルはそれぞれ少なくとも1社が格付け見通しを「ポジティブ」としている。逆に「ネガティブ」は、イタリアの見通しだけだ。

01月03日 00時48分 DJ-【市場の声】ユーロ圏、今年はソブリン格付け変更少なく 

DZ銀行によると、ユーロ圏内のソブリン格付け見通しは「ステーブル」が大半を占めるため、2018年の格付け変更件数は少なくなりそうだ。

 ギリシャ、スペイン、ポルトガルはそれぞれ少なくとも1社が格付け見通しを「ポジティブ」としている。逆に「ネガティブ」となっているのは、ムーディーズ・インベスターズ・サービスによるイタリアの見通しだけだ。

 ポルトガルについては、S&Pグローバル・レーティングが2017年9月、フィッチ・レーティングスが12月にそれぞれ投資適格級に戻した。DZ銀行は、ムーディーズがこれらの動きに追随する可能性がかなりあるとの見方を示した。

 ギリシャは4つの格付け会社が見通しを「ポジティブ」としており、格上げの確率が最も高いとみられている。

出典:Dow Jones(THE WALL STREET JOURNAL)

 

【追記】2018年1月12日

ドイツ連立政権合意でユーロ急上昇

ユーロ相場は、1.2231ドルへ大幅上昇している。議事録の発表直前は、前日終値を下回る1.1938ドルで取引されていたことから、実に2ポイント以上のユーロ大幅高となります。

01月12日 19時31分 ドイツ 二大政党が大連立政権継続に向けた政策文書で合意 関係筋=ロイター 

ロイター通信によると、ドイツのメルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と第2党の社会民主党(SPD)は12日、徹夜での協議の末、正式な連立政権交渉入りに向けた政策文書で合意した。複数の党関係筋が明らかにした。

両党と議会指導者らの合意により、今後数週間中に詳細な政策協定の交渉に入る道が開かれ、数カ月に及ぶ政治的不透明感が払拭される可能性が高まった。

両党が正式な政権協定の協議に入るためには、SPDの指導部は党員の同意を取り付ける必要がある。また、協議に関与した関係筋によると、両党は連立政権下で増税をしないこと、新たな債務なしに財政均衡化を目指すことでも合意した。

出典:FXニュースレター

 

■ 2018のユーロはどうなる?週足チャートから分析

下のユーロドルの週足チャートを見て下さい。

ユーロドルチャート週足

今後のユーロドルの相場変動のトレンドとしては、上手の「水色」の斜めに引いた補助線に注目して下さい。

かなりざっくりとした大局的な予想になりますが、1.28ドル辺りを天井にして、大きなレンジ相場を形成する展開が予想できます。長期的には下落相場トレンドとなり、2018年に限って言えば、1.15ドル辺りへの半値戻し程度は手堅い線かな?と予想します。

上記のチャートを見ると、

  • 2008年は1.60ドルから1.25ドルへ「0.35ドル」の下落
  • 2010年は1.50ドルから1.20ドルへ「0.30ドル」の下落
  • 2012年は1.35ドルから1.20ドルへ「0.15ドル」の下落
  • 2014年は1.40ドルから1.05ドルへ「0.35ドル」の下落
  • 2016年は1.15ドルから1.03ドルへ「0.12ドル」の下落

というように、西暦の末尾1桁が偶数の年は大きな下落相場が展開されています。

逆に、西暦の末尾1桁が奇数の年では急上昇相場が起きています。

  • 2009年は1.25ドルから1.50ドルへ「0.25ドル」の上昇
  • 2011年は1.30ドルから1.50ドルへ「0.2ドル」の上昇
  • 2013年は1.30ドルから1.40ドルへ「0.1ドル」の上昇
  • 2015年は1.05ドルから1.15ドルへ「0.1ドル」の上昇
  • 2017年は1.03ドルから1.20ドルへ「0.17ドル」の上昇

このように、ユーロドルの値動きは非常に激しく、大きな変動が起きています。
 → 2018年は2年に一度のユーロ相場の大暴落が起こる?

ユーロドル売りを強くおすすめする2つの理由

最近のユーロドル相場は、ドル全面安の流れの中でドル売りユーロ買いが進みユーロ高となっている状態です。

今後のユーロドル相場ですが、私はユーロドルポンドドルの売りを強くおすすめします。その理由として、

  • 今後の見通しとして長期的な下落相場が期待できる
  • スワップが高くて魅力的

という2つの理由があります。

今後ユーロ安ドル高になる理由は?

今後ユーロ安ドル高になるのではないか?と予想する理由は、

  • ユーロ圏の利上げは2019年まで据え置かれる見込み
  • 2017年のユーロ相場はファンダメンタルズ以上の過剰なユーロ高

という印象があり、2018年にはその過剰なユーロ高の調整局面となり、ユーロ安になるのでは?というのが予想理由です。

実態よりも、上がりすぎの感があるユーロ。
2018年のユーロ予想は、やはり長期的なユーロ安ドル高です。

では、次にチャートを見ながら、いくらぐらいまでユーロ安ドル高が進むのか理由とともに説明します。まずは、ユーロドルの値動きから見ていきましょう。

下のユーロドルの日足チャートを見て下さい。

ユーロドルチャート日足

現時点では天井がいくらぐらいになるか予想が難しいですが、先程、週足チャートを使って予想したように、1.28ドル辺りを天井にして下落相場となる予想です。

現時点の高値、1.25ドル台を維持するのであれば、2月中旬ぐらいには下落トレンドとなり、早ければ4月下旬に一度1.15ドル台をつけるのではないかと予想します。

私自身、含み損を抱えているので、今は待ち相場です…。

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コメント

  1. はし より:

    ユーロの記事ありがとうございます。

    方向性が決まってない記事、尚且つ乱高下する可能性ありと言う事でしたが、実際の値動きはその通りになりましたね。

    流石です。

    これからもブレない、オリジナルな記事を期待しています。宜しくお願いします

    1. netkigyou.lolipop.jp より:

      はしさん
      コメントありがとうございました!

      また、いつも記事を読んでいただきありがとうございます!嬉しいです。

      ユーロは早速ドイツ政権の動きで週末大きく動きましたね。
      2018年も突発的な乱高下が続きそうですので長いスパンで注目していきたいと思います。

      不定期ですが、またユーロの記事も書いていきますのでよろしくお願い致します。

      高橋

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