2017年 9月 の投稿一覧

ドル円推移 北朝鮮ミサイル後に急上昇も、なぜ昨晩急落?

ドル円推移

北朝鮮が弾道ミサイルを発射後にリスク回避のドル安円高となりましたが、アメリカ商務省が30日発表した4-6月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)改定値は上方修正され、伸び率は2015年1-3月期以来の大きさとなり、これを受けドル円は大幅上昇。北朝鮮リスクのドル安の分を取り戻し、さらに急伸しました。

さらに、アメリカ商務省が翌31日発表した7月の個人消費(季節調整済み)も4月以来の高い伸びとなり、本来であれば引き続きドル高が継続するはずだったのですが、ムニューシン米財務長官が「ドル安は米貿易にとって多少の支援材料に」などと述べたことで、北朝鮮の弾道ミサイル発射後から続いていたドル高円安の流れに水を差し、ドル安へ急反転することになりました。

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ドル円予想111円台あるか?注目の雇用統計の賃金の結果は?

ドル円予想

9月1日予定の米8月雇用統計の予想と、その結果。今後のドル円相場の展望をまとめました。

30日発表の8月ADP全米雇用報告では、民間部門雇用者数が23.7万人増と、市場予想の18.3万人増を上回り、今年3月以来5カ月ぶりの大幅な伸びに。しかし、このところADP全米雇用報告と雇用統計の整合性が取れない月もあって連動するかは不透明な部分がありました。

今年8月には自動車や資源業界などが生産削減や在庫圧縮を進めたほか、米国では完全雇用の進捗で新規雇用増加の伸びシロが狭まっており、雇用統計は回復ペースの鈍化が警戒されやすい。注目は米FRBの利上げペースを左右する賃金です。さて、注目のその結果は…。

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フィリップス曲線はもう役に立たない?失業率とインフレ率が崩壊

フィリップス曲線

過去数十年にわたりインフレを予想する上のツールであった「2つ」の前提条件、1)中央銀行のマネタリーベース拡大と消費者物価の上昇との因果関係、2)失業率低下と賃金インフレ上昇という所謂「フィリップス曲線」が崩れつつある。

世界では今、インフレは長期にわたってアンダーシュートし、物価は西側世界のあらゆる地域で低迷している。さらに「人口動態」など構造要因が低インフレに一定の役割を果たしている可能性が高い。これにデジタル技術の進化が低インフレに拍車をかける。

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